核医学専門医試験について語るLINEオープンチャットの有志の先生方が、2021年(18回)の解答例を作成してくださいました。
感謝感謝です。
2021年(18回)核医学専門医試験解答例
1. e
2. a
3. d
4. c
5. e
6. d
7. a
8. e
9. e
10. c
11. d
12. c
13. b
14. c bと割れましたが、90Yは純β-崩壊核種なのでシンチレーション型サーベイメータで検出しにくいと思われます。
15. e
16. a
17. c
18. b eと割れましたが、係数(おそらくS値のこと)は核種によって異なるが、化学形には依存しないので誤り。
19. a
20. c
21. c
22. e
23. a
24. e
25. c
26. d
27. d
28. d アンガー型では99mTc MIBI(141 keV)、123I BMIPP(159 keV)のエネルギーが近く、同時収集が難しかった。半導体ガンマカメラにより上記2核種を分離できるようになったので、MIBIとのひっかけと思われます。
29. e
30. e
31. e
32. e
33. c
34. d
35. b aと割れましたが、ガイドライン上は、肺がんの診断における後期相はある程度は有用と思われます。67Gaは①そもそもの撮像タイミングが2-3日後であるということ、②腸管の集積が強いときに追加の相を撮ることもあるが、心サルコイドーシスにおいては必要ないのではないかというご意見があり、bが有力です。
36. d
37. d
38. d
39. e 1回循環腎抽出率は99m DTPAが20%、99mTc MAG3が60%との文献あり。
40. b
41. b
42. d
43. c
44. e bと割れましたが、DATスキャンガイドラインで「シナプス前パーキンソン症候群の早期診断が適応」との記載あり。しかし薬剤性パーキンソンニズムには使えないなど細かいところまで突っ込むと△? eは尾状核も集積は低下するため、集積が保たれるというのは誤りと思われます。
45. d
46. d
47. c
48. c
49. a or e 基部の中隔、心尖部、後壁と側壁に再分布がある様に見える。TIDも認めるため、aが有力と思われます。
50. b
51. c
52. c
53. c
54. d or b シンチで誘発虚血が明らかではないので高度狭窄の可能性は低い。労作時だけでなく食後や安静時にも狭心痛があるのでd冠攣縮性狭心症が有力です。
55. c
56. d
57. d
58. c
59. c
60. e
18ですが、eが間違えではないでしょうか?種類を問わずとありますが、MIRD法に含まれていない核種の場合算出できません。化学形ごとに違う値が設定されていると思うのですが。
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/r1kisoshiryo/attach/202003mat1-02-35.pdf