第14回核医学専門医試験【解答】
1,
正解 d
2,
正解 c
参考)放射性核種の経時変化
3,
正解 b
4,
正解 c
5,
正解 b
6,
正解 e
7,
正解 e
8,
正解 d
- 組織内pHが関与するのはIMP
9,
正解 b
10,
正解 b?
11,
正解 c
- 123Iの物理学的半減期は13時間なので、40時間ということは、およそ1/2×1/2×1/2=1/8 になるので、100MBq/μmolとなる。過去には99mTc、131Iで似たような問題あり。物理学的半減期を覚えておく必要がある。
12,
代謝を受けず、そのまま細胞内に留まること。
正解 a
13,
正解 b
14,
正解 a
15,
正解 c
16,
正解 c
c,比放射能が高いもの程分解されやすい。
17,
正解 b
18,
正解 c
19,
正解 e
20,
正解 d
21,
正解 b
- d, 123I-ioflupaneはドーパミントランスポーター。
22,
正解 d
23,
正解 b
24,
正解 a
25,
正解 d
26,
正解 c
27,
正解 c
- c,誤り。左右シャントではなくて、右左シャント。
28,
正解 a
- a,能動輸送。
29,
正解 c
- 正常心筋では脂肪酸代謝に依存。
30,
正解 d
- a,乳房専用 PET による撮像は全身 PET 撮像後に行われることが推奨されている。
- d,誤り。ほかの検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない患者に適用となる。
31,
正解 e
32,
正解 b
- b,誤り。131I-アドステロール。
33,
正解 a
34,
正解 b
a,誤り。10-60μm。(参考:わかりやすい核医学P94)
35,
正解 a
36,
正解 c
37,
正解 a
38,
正解 c
39,
正解 d
40,
正解 b
41,
正解 c
42,
正解 a
43,
正解 d
- 後部帯状回から楔前部、側頭頭頂葉に血流低下あり。さらに後頭葉にも血流低下あり。DLBの症例。
44,
正解 e?(c?)
両側小脳の血流低下とMRで小脳萎縮からMSAか。
DATの所見が微妙ですが、軽度低下とすると矛盾しないかと考えました
45,
正解 d
- d,誤り。crossed cerebellar diaschisis (CCD)によるもの。
46,
正解 d
- 側頭頭頂連合野に血流低下あり。前頭連合野にも血流低下あり。123I-MIBGでは心臓の集積は保たれている。進行したADを疑う所見。
47,
正解 d
48,
正解 e
49,
正解 e(c?)
50,
正解 d
51,
正解 d
52,
正解 d
53,
正解 c
54,
正解 e
55,
正解 c
- 膀胱傍神経節腫。dをどうやって消すのかはわかりません。
56,
正解 c
57,
正解 c
58,
正解 e
59,
正解 d
60,
正解 e
10はdじゃないかと思います。
レセプター結合放射性医薬品なので、レセプター結合による集積であり、代謝によるトラッピング(ECDのような)とは異なるのでdは誤りだと考えました。
bは以下のリンクに記述があります。
http://www.rinshokaku.com/contents/pdf/sec7/1.pdf
標識リガンドを用いる受容体研究では,標 識リガンドの比放射能が高いことが不可欠であ る.これは,生体における神経伝達物質が極めて低い濃度で作用するため,投与するリガンドの比放射能が低すぎると「トレーサー量」ではなくなり生理的作用が出現してしまうからである.
28
aが明らかな誤りなのでそれが正解でいいとは思いますが、eも誤りだと思います。
https://www.fmu.ac.jp/home/radtech/RI/RI_kensa1.html
一応MIBIだとwashout測定が不可としているWebページもあります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsogd/32/1/32_60/_pdf/-char/ja
一方でMIBIのwashoutがミトコンドリア機能不全を示すという研究もあり、eは誤りだと思います。