問題原本はこちら(日本医学放射線学会)を参照ください。

31,80 歳代の男性。右胸痛を主訴に来院した。30 歳代に肺結核の治療が行われている。 胸部造影 CT を示す。
可能性が高いのはどれか。1 つ選べ。

a  肺癌
b  肺膿瘍
c  陳旧性血腫
d  胸膜中皮腫
e  悪性リンパ腫

31の解答:e

  • 右胸膜の厚い石灰化あり。それに連続して、胸壁および胸腔内〜肺実質にかけて軽度造影効果を有する腫瘤影あり。結核性膿胸に合併した悪性リンパ腫を疑う所見。

参考)膿胸関連悪性リンパ腫の画像診断

32,50 歳代の男性。交通外傷で救急搬送された。胸部単純 CT(縦隔および肺野条件)を示す。
本症例において,造影 CT を追加することにより診断されると予想される病態はどれ か。1 つ選べ。

a  胸椎損傷
b  食道穿孔
c  気管損傷
d  大動脈損傷
e  肺動脈損傷

32の解答:d?

  • 肋骨骨折、気胸あり。左上葉にはconsolidationの広がりあり。縦隔血腫あり?

参考)胸部大動脈損傷の画像診断

33,20 歳代の女性。胸痛を主訴に来院した。SpO2=85% と低下している。精査を目的に 施行した胸部造影 CT を示す。
所見として認められるのはどれか。2 つ選べ。

a  心房中隔欠損
b  右室壁の肥厚
c  右心耳内の血栓
d  Valsalva 洞の拡張
e  部分肺静脈還流異常

33の解答:a,e

senmoni21

  • 左房と右房の連続あり。→心房中隔欠損。
  • 上大静脈へ流入する血管あり。おそらく肺静脈。→部分肺静脈還流異常。
  • 部分肺静脈還流異常の20-25%に心房中隔欠損の合併あり。

34,40 歳代の男性。持続性心室性頻脈の精査のため入院となった。約 10 年前の検診で心電 図異常を指摘されている。心臓 CT を示す。
可能性が最も高いのはどれか。1 つ選べ。

a  拡張型心筋症
b  肥大型心筋症
c  拘束型心筋症
d  心筋緻密化障害
e  不整脈源性心筋症

34の解答:e

  • 右室の拡大あり。また壁の菲薄化あり。右室壁内に低吸収のモロモロあり→右室壁内脂肪沈着。
不整脈源性右室心筋症
  • 右室の心筋が脂肪あるいは線維組織に進行性に置き換わっていく原因不明の心筋症。
  • 右室原発のVfにより、動悸やめまい、失神で発症。突然死の原因となる。
  • 発生頻度は5000人に1人。
  • 男女比は3:1。
  • 画像所見は、右室の拡張・菲薄化、右室心筋内の脂肪組織、右室自由壁のscalloping

参考)この画像を見たらほぼ決まり P88-89

35,70 歳代の男性。心不全症状を主訴に来院した。精査のため施行した心臓 CT を示す。
考えられるのはどれか。2 つ選べ。

a  心筋炎
b  心室瘤
c  心筋梗塞
d  拡張型心筋症
e  心サルコイドーシス

35の解答:b,c?

2014年トップに戻る。

関連記事はこちら

画像診断LINE@

新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。 是非こちらから登録ください。