問題はすべて日本放射線学会HPより引用しています。

1,MRI に関連した記述で正しいのはどれか。2 つ選べ。

a  地磁気はおおよそ 0.5 mT である。
b  ケミカルシフトアーチファクトは高磁場ほど小さくなる。
c  クエンチの際は大至急,患者を検査室外へ誘導する。
d  第二次水準管理操作モードでは重大なリスクの可能性はない。
e  MRI 装置の立ち入り制限区域での漏洩磁場は 0.5 mT 以内とされている。

1,の解答:c,e

  • a:地磁気は約46,000nT=46μT=0.046mT。
  • b:ケミカルシフトアーチファクトは磁場が大きいほど大きい。
  • e:立ち入り制限区域=漏洩磁場は 0.5 mT 以内。

漏洩磁場強度が0.5mTを超えないような立ち入り制限区域をMR装置周辺に設定し、警告を表示する。(日本医学放射線学会「放射線診療事故防止のための指針Ver.4」より引用)

chemical shift artifactが強くなる条件
  • 静磁場強度が大きい
  • ピクセル当たりのバンド幅が狭い。
  • ピクセルが大きい。
クエンチ
  • 液体ヘリウムが温まると気化(蒸発)が起こる。これをクエンチという。
  • 強制排気が作動する安全装置が作動し、部屋の外に排出される。
  • ただし、この強制排気システムに故障が起こると、酸欠状態になるため、なるべく早く換気をして、患者を検査室外へ誘導する。
第二次水準管理操作モード

一つ又は複数の出力が患者に重大なリスク(危険)を与える可能性のある値に達し,明確な倫理的承認を必要とするMR 装置の操作モード。http://www.baic.jp/reference/pdf/s1_overview.pdfより引用。


 

2,エックス線グリッドについて誤っているのはどれか。1 つ選べ。

a  集束グリッドには焦点距離がある。
b  平行グリッドの吸収箔は互いに平行である。
c  グリッドは散乱線を減少させるために使用する。
d  グリッド箔の高さと間隔の比をグリッド比と呼ぶ。
e  グリッドを使うと患者の被ばく線量を低減できる。

2,の解答:e

  • e:グリッドを使うと被ばく量は増える。被ばく低減のためにグリッドをはずすことあり。

 

3,超音波診断装置について誤っているのはどれか。1 つ選べ。

a  超音波は圧電素子により生成される。
b  距離分解能は波長が短いと向上する。
c  振動数が大きいと到達距離が短くなる。
d  ドップラー効果で反射波の音速が変化する。
e  反射波は圧電素子により電気信号に変換される。

3,の解答:d

  • a:超音波は圧電素子(PZT:チタン酸ジルコン鉛など)に電圧をかけることにより発生する。
  • b:距離分解能は、超音波ビームの進行方向に沿って前後に存在する2点を識別する能力。周波数が高いほど良くなる。一方、方位分解能は超音波ビームの進行方向に垂直に並んだ2点を識別する能力で、超音波のビームパターンに関連する。
  • c:振動数が大きいと到達距離が短くなる。
  • d:音速は温度によるので一定。

4,放射線診断部門の電子化システムの構築で優先順位が最も高いのはどれか。 1 つ選べ。

a  医療費収入の増加
b  他院からまたは他院あての画像の連携
c  改姓,身元不明患者等における患者情報の整合性
d  ターンアラウンドタイム等の業務指標の容易な集計
e  電子カルテ三原則(原本性,見読性,保存性)の確保

4,の解答:e


 

5,医療でのネットワーク安全について誤っているのはどれか。1 つ選べ。

a  物理的な安全策を加える価値は低い。
b  職員のネットワーク安全教育が必要である。
c  ネットワーク情報交換の安全対策を外部に業務委託できる。
d  外部とのネットワーク情報交換を監視し,不正なアクセス等を制御する。
e  技術進歩と不正行為の現状をふまえ,安全対策改善の余地を検討する。

5,の解答:a

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