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76,
骨シンチグラフィにおいて空間分解能の向上に最も有用なのはどれか。1 つ選べ。
a 撮像直前の排尿
b ガンマカメラの患者への近接
c 放射性医薬品の投与量の増量
d 中エネルギー用コリメータの使用
e 放射性医薬品投与後の待ち時間の延長
・尿に集積するため。→空間分解能を上げるためには、b。
がまの油様ご指摘ありがとうございます。
77,
核医学検査において検査前絶食が望ましいのはどれか。1 つ選べ。
a 67Ga シンチグラフィ
b 201Tl 心筋シンチグラフィ
c 99mTc-MDP 骨シンチグラフィ
d 123I-NaI 甲状腺シンチグラフィ
e 123I-IMP 脳血流シンチグラフィ
がまの油様ご指摘ありがとうございます。
絶食が必要なシンチ
・まずは腹腔内を調べる検査。例えば肝臓のアシアロや胆道シンチなど。
・また心筋シンチでTc以外は絶食。Tcは胆嚢排出するので、積極的に食事して余分なTcをガンマカメラの視野外に出してあげる必要あり。
78,
放射性医薬品として脳血流 SPECT に用いられるのはどれか。2 つ選べ。
a 99mTc-MDP
b 99mTc-ECD
c 99mTc-GSA
d 99mTc-MIBI
e 99mTc-HMPAO
・99mTc-MDPは骨シンチ。
・99mTc-MIBIは心筋血流シンチグラフィ。他、心筋血流シンチグラフィには99mTc-tetrofosmin、201TlClも使用される。
・99mTc-GSAは肝受容体シンチ=アシアロシンチ。
脳血流シンチは3種類
・123I-IMP
・99mTc-HMPAO
・99mTc-ECD
参考・類似問題)2009年放射線科専門医試験問題&解答解説【91-95】核医学
79,
ドーパミントランスポーター製剤はどれか。1 つ選べ。
a 99mTc-DTPA
b 99mTc-O4-
c 123I-IMP
d 123I-ioflupane
e 123I-iomazenil
参考)ドパミントランスポーターシンチの画像診断(I123-loflupane,イオフルパン,ダットスキャン)
80,
脳血流 SPECT を用いた統計画像解析について誤っているのはどれか。1 つ選べ。
a 高集積部も認識できる。
b 認知症の鑑別に有用である。
c 解剖学的標準化により個人差を低減している。
d 広範な脳梗塞症例でも正しい解析が可能である。
e 脳表に Z スコアを投影した解析画像がよく用いられる。
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76はbだと思います。排尿は有用ですが「空間分解能の向上」とは異なると思います。
77もbだと思います。
がまの油様
ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通りでした。