2013年放射線科専門医試験問題&解答解説【治療96-100】
問題はこちらから参照して下さい。
96. 食道癌に対する化学放射線療法で誤っているのはどれか。1 つ選べ。 a 心臓の晩期有害事象が問題となる。 b 食道ステント留置後は穿孔リスクが高い。 c I 期症例では手術と同等の治療成績が期待できる。 d 手術補助療法として術後に用いるのが標準である。 e 併用化学療法剤はシスプラチン,5 FU の組み合わせが標準である。
96. d
・d:確立していない。
97. 小細胞肺癌の予防的全脳照射として推奨されるのはどれか。1 つ選べ。 a 20Gy/5回/1週 b 25Gy/10回/2週 c 30Gy/10回/2週 d 37.5Gy/15回/3週 e 40Gy/20回/4週
97. b
98. 乳癌 cT1cN0M0 で乳房温存術を施行したところ,腋窩リンパ節転移を 4 個認めた。術後照射における臨床標的体積(CTV)として適切なのはどれか。1 つ選べ。 a 乳房のみ b 乳房,同側腋窩リンパ節 c 乳房,同側胸骨傍リンパ節 d 乳房,同側鎖骨上窩リンパ節 e 乳房,同側鎖骨上窩リンパ節,同側腋窩リンパ節
98. d
2012年の過去問通り。
99. 子宮頸癌 IIB 期(FIGO)の放射線治療で適切でないのはどれか。1 つ選べ。 a 腔内照射を併用する。 b 晩期有害事象として膀胱出血がある。 c 広汎子宮全摘術後に術後照射を行う。 d 放射線治療前に導入化学療法を行う。 e 化学放射線療法と手術の治療成績はほぼ同等である。
99. d
・d:同時に行なう。
100. 前立腺癌T2N0M0に対する放射線治療として適切でないのはどれか。1 つ選べ。 a 三次元原体照射 b 強度変調放射線治療 c 高線量率組織内照射 d 体幹部定位放射線照射 e 密封小線源永久挿入療法
100.d