目次
被曝を低減するための方法
・透視時間を短縮する。
・X 線管焦点と被検者間の距離を離す。
・蛍光増倍管と被検者の距離を離さない。
※離すと、被検者への線量は増加し、被検者および術者の被爆は増加する。
・管球前面に付加フィルターを装着する。
・パルス透視機能のパルスレートを減らす。
消化管用エックス線造影剤について 2011
・CT の経口造影剤としては 1~3% 程度の水溶性ヨード造影剤を用いる。
・上部消化管造影には 160% 前後の濃度の硫酸バリウムを用いる。
※上部は高濃度の120〜200%濃度を用いる。
・消化管穿孔が疑われるときは水溶性ヨード造影剤を用いる。
※水溶性ヨード造影剤とはガストロのこと。
・注腸造影には 70% 前後の濃度の硫酸バリウムを用いる。
※下部は低濃度の30-80%濃度を用いる。
・誤嚥の評価に水溶性ヨード造影剤(つまりガストロ)を用いてはダメ。
※ガストロは誤嚥すると肺水腫起こすからだめ。
バリウムによる胃 X 線検査の合併症
・便秘、蕁麻疹、イレウス、誤嚥性肺炎
・小腸穿孔は頻度低い。
X線造影による造影剤の禁忌・合併症
バリウム
・粘膜面への付着良好→造影効果高い。
・禁忌=消化管穿孔、閉塞
・合併症=便秘、腸閉塞、消化管穿孔、アレルギーなど
ガストログラフィン
・粘膜面への付着不良→造影効果低い。
・長所:消化管穿孔、閉塞にも使用可能。腸管粘膜から吸収され腎より排泄。
・禁忌:誤嚥、嚥下困難
・合併症:誤嚥(肺水腫)
ご案内
腹部画像診断を学べる無料コンテンツ
4日に1日朝6時に症例が配信され、画像を実際にスクロールして読影していただく講座です。現状無料公開しています。3000名以上の医師、医学生、放射線技師、看護師などが参加中。画像診断LINE公式アカウント
画像診断cafeのLINE公式アカウントで新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。 登録していただくと特典として、脳の血管支配域のミニ講座の無料でご参加いただけます。
関連記事はこちら
