2012年放射線科専門医過去問診断36−40

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36,b

a 右肺門は左肺門より頭側に位置する。× 左が上。

b 前接合線は後接合線より尾側に見られる。○

c 側面像では下大静脈陰影は認められない。× 認められる。

d 右上葉気管支は左上葉気管支より尾側にある。× 頭側にある。

e 正面像の心右縁下部を形成するのは右室である。× 右房。上部は上大静脈。

37,c,e

a 分画肺は正常の気管支と交通がある。×

b 肺葉内分画症は正常肺と別の胸膜を有する。× それは外。

c 肺葉内分画症の異常動脈は胸部下行大動脈より分岐する。○ その通り。

d 肺葉外分画症の合併奇形は稀である。× 外に合併奇形が多い。

e 肺葉外分画症は肺葉内分画症より発生頻度が低い。○

38,a

a SLE ―――肺胞出血 ○

b 多発性筋炎 ―――肺動脈血栓塞栓症×

c 関節リウマチ ―――肺動静脈奇形× 気道病変、間質性肺炎、RA結節(胸膜直下、小葉間隔壁に沿う結節、石灰化なし。)

d 強直性脊椎炎―――肺カルチノイド× 強直性脊椎炎患者のごく一部(おそらく1~2%)に,嚢胞状または空洞様の変化を伴った肺尖部の肺線維症と、隣接した胸膜の肥厚を起こすことがある。

e 全身性硬化症 ―――肺過誤腫× 間質性肺炎。

39,b

b:○

e 多発すりガラス状陰影 × mosaic appearanceは生じるが、すりガラス影ではないと思われる。

気管支喘息のCT所見

・気管支の拡張や狭窄、
・気管支壁肥厚
・小葉中心性分岐状陰影
・気管支拡張
・粘液栓
・末梢気道の狭窄に伴い、呼気CTにおいてair trapping→mosaic appearance


 

40,c

2018/02/14追記

日本肺癌学会編「臨床・病理 肺癌取扱い規約 2017年1月(第8版)」(金原出版) によると

左下葉に6cmの原発巣→T3:充実成分の大きさが5cmを超え7cm以下

右下部気管傍リンパ節・気管分岐下リンパ節転移あり。→N3:対側縦隔、対側肺門、同側あるいは対側の鎖骨の上あたりにあるリンパ節への転移がある

左胸腔内播種→M1a:対側肺内の離れたところに腫瘍がある、胸膜または心膜への転移、悪性胸水がある、悪性心嚢水(しんのうすい)がある

にそれぞれ相当するので、T3N3M1aということになり、正解はないということになります。

41-45

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