問題はこちらから参照して下さい。
a 頸部食道癌は強度変調放射線治療の良い適応である。○ 頸部食道癌は強度変調放射線治療が有効。
b 根治的化学放射線療法では 66 Gy33 回を超えて照射する。× 60-70Gy/30-35回だけど60Gyと覚える。
c 心臓の有害事象は前後対向 2 門照射より 4 門照射で減弱する。○ 心合併症回避目的で多門照射が試みられている。
d 化学放射線療法ではシスプラチンとドセタキセルの併用が標準である。× シスプラチン+5FU。
e II,III 期に対する化学放射線療法の治療成績は手術療法と同等である。 × II-III期食道癌に対する化学放射線療法は手術+術後化学療法と同等の治療成績が報告されている(Int.J. Radiation Oncology Biol. Phys. 57: 425-433, 2003)。
※I期症例では内視鏡治療、化学放射線療法、外科治療はほぼ同等の治療成績である。
※II-III期症例では手術が優先されるが、非適応例には同時併用化学放射線療法をおこなう。
a 全乳房照射は予後の改善に寄与しない。× 温存術後の放射線治療を省略すると局所再発は3倍増加。死亡リスクが8.6%増加する。
b 傍胸骨リンパ節転移が疑われる場合には手術切除が原則である。× 傍胸骨リンパ節の放射線治療は推奨される根拠がないようだが。
c 術後病理検査で断端陰性の場合には術後腫瘍床への局所照射のみで良い。× 全乳房照射する(GradeA).
d 腋窩リンパ節転移が 4 個以上の場合には同側鎖骨上窩への照射が必要である。○ 腋窩リンパ節の4個以上に転移を認めた患者すべてに鎖骨上窩領域への照射を提案する(エビデンスレベル3、推奨A)。
e センチネルリンパ節生検で陽性の場合には腋窩郭清後に腋窩への照射が必要である。 ×照射は必要ではないと思われる。
d リツキシマブおよび CHOP 6 コース ○
e リツキシマブおよび CHOP 3 コース後に放射線治療 ○
a 低リスク群ではホルモン療法を併用する。× 高リスク群に行う。
b 術後の PSA 再発に対しては全骨盤照射を行う。×転移がない場合は前立腺床に65-70Gy程度照射する。
c 治療に関連した尿失禁の頻度は 5% 以下である。○
d 高リスク群は I-125 永久挿入療法の良い適応である。× 良い適応ではない。低リスクに行う。
e I-125 永久挿入療法後 1 年以内に死亡した場合には前立腺を摘出する。○ らしい。半減期は60日だけど。
a 疼痛改善率は 70~80% 程度である。○ 80〜90%
b 疼痛緩和効果が最大となるのは照射直後である。×4週以降。
c 放射線抵抗性の腫瘍の骨転移では適応にならない。×
d 溶骨性病変の骨再生には治療終了後数ヶ月以上必要である。○2−6ヶ月。
e 8 Gy1 回照射は 30 Gy10 回照射と比較して疼痛緩和効果に劣る。 20Gy5回の3通りあるが、効果は同じ。