画像診断まとめ

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「胸部」の記事一覧

肺硬化性血管腫のCT画像診断

肺硬化性血管腫(pulmonary sclerosing pneumocytoma) 30-60歳代の女性に好発する良性腫瘍の一つ。 ほとんどが無症状だが、症状を呈する場合は血痰が多い。 Ⅱ型の肺胞上皮由来と言われている […]

肋骨侵食像(rib notching)を示す疾患の鑑別

肋骨侵食像(rib notching)とは? ・小児期以降で、第3-9肋骨下面が虫食い状(波状)にくぼみが見え、これは肋間動脈が側副路として発達(拡張)することによって生じる。 ・肋間動脈が原因であることが多いが、静脈、 […]

気管気管支断裂(損傷)の画像診断

気管気管支断裂(損傷)(tear of bronchus) 80%は分岐部より2-3cmの領域に起こる。 断裂の形態は不全断裂と完全断裂に分けられる。 大多数は不全断裂。 気胸や、縦隔気腫、皮下気腫などのairのリーク所 […]

肺吸虫症のCT画像診断

肺吸虫症(paragonimiasis) 最も代表的な肺寄生虫症。 北海道や東北の一部以外でほとんどの地方で報告あり。 ヒトに寄生するのは、ウェステルマン肺吸虫症、宮崎肺吸虫症の2種類。頻度は前者が多い。 2種ともモズ […]

横隔膜損傷(破裂)の画像診断

横隔膜損傷(破裂) ・全外傷の0.1%。胸腹部外傷の3-5%程度に見られる。 ・通常腹部鈍的外傷に伴って起こる。 ・腹腔内圧の上昇により、横隔膜に高い圧力がかかり、横隔膜が破裂する。 ・腹腔内臓器が胸腔内に脱出し、緊急 […]

気管支カルチノイドの画像診断

気管支カルチノイド(bronchial carcinoid) 神経内分泌腫瘍であり、全肺腫瘍の1%。 消化管カルチノイドと比較すると頻度は低い。 多くは中枢気道に発生する肺門型(80%)。20%は末梢に発生する。 発症年 […]

心不全のCT画像診断のポイントは?

心不全 ・まず心不全は急性と慢性に分けられる。 急性心不全とは? ・急性心不全とは、 心臓に器質的あるいは機能的な異常 →急速に心臓のポンプ機能異常 →それによる症状、兆候の出現したもの。 つまり、急に心機能障害に陥る […]