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低酸素性虚血性脳症(HIE)

脳の中心性損傷
・ 深部灰白質(被殻、視床、海馬、脳幹部被蓋部、外側膝状体)、ローランド皮質
・ NMDA受容体が密で、新生児期に代謝が盛んな部位

多嚢胞性脳軟化症
・ 感染や出血などによる脳の破壊性病変

ローランド型脳性麻痺とは

・MR画像に基づいて診断される疾患群。

ローランド皮質(中心溝前後脳回)と皮質下白質に病変の主座が存在して、かつ大脳基底核、視床の病変も合併する。

・正期産児における無酸素脳症の合併症として報告された。

・診断で注意すること:T1,T2WIのみではperi-rolandic injury(ローランド皮質(中心溝前後脳回)と皮質下白質の病変)は検出困難なので、FLAIR冠状断像が必須である。

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・mildだと基底核のみ

・moderateだと基底核とローランド皮質

・severeになると基底核とローランド皮質に加えて海馬も障害される。

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(Dev Med Child Neurol 2002;44:477-484)→http://onlinelibrary.wiley.com/store/10.1111/j.1469-8749.2002.tb00309.x/asset/j.1469-8749.2002.tb00309.x.pdf?v=1&t=hpdlvj2s&s=670af6626676b7c470e1db34b937770678eec332

punctate white matter lesion(PWML):点状の白質病変

▶点状のT1WI高信号、T2WI低信号。
▶SWIを用いて2種類あることがわかった。出血を伴うPWML、伴わないPWML。(Neuroradiology 2011;53:669-679)

▶T1WIと拡散強調像に注目した新生児の低酸素性虚血性脳症
・早期産児の低酸素性虚血性脳症にて運動予後不良を示唆するMRI所見。
・T1WIで放線冠レベルの白質高信号に注目。
脳室周囲のスポット状の高信号は運動障害軽度
脳室周囲のバンド状の高信号は運動障害中等度
脳室周囲の嚢胞形成+T1WI高信号は運動障害重度
これらの数と、大きさ、広がり、位置、錐体路との関係によってその臨床的意義が決まる。
Nanba Y ,Matsui K,akida N,et al Pediatrics 2007;120:e10-e19.

正常の髄鞘化による高信号は修正43週までは内包後脚よりも上方である放線冠レベルには髄鞘化が到達しない

白質損傷によるT1WIと正常髄鞘化の高信号の鑑別、また異常T1高信号域が錐体路を通過しているかどうかは、横断像よりも冠状断像が有効

受傷早期のMRIでははっきりわかるが、あとでは認識しにくくなるもの

低酸素性虚血性脳症(Hypoxic ischemic encephalopathy) HIEでの、
・DWIでの信号変化 pseudonormalization
・基底核の信号異常。

受傷早期のMRIで分かり難いが、あとではっきり認識できるもの

・Rolandic injuryにおけるローランド皮質の信号低下。
・periventricular gliosis
・myelination delay

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