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[colored_bg color=”gray” corner=”r”]肝動脈化学塞栓術(TACE : transcatheter arterial chemoembolization):[/colored_bg]

・抗癌薬とゼラチンスポンジなどの固形塞栓物質を用いて行う塞栓療法

[colored_box color=”green” corner=”r”]・肝細胞と肝がんの血行動態。[/colored_box]

・正常肝細胞=門脈+肝動脈 から血流を得る。

・肝がん=肝動脈から主に血流を得る。が、門脈分枝からも得る。動脈だけでなくこの門脈分枝もたたくことが大事。

[colored_box color=”green” corner=”r”]TACEの適応[/colored_box]

・肝障害度A,Bの進行HCC(手術不能、穿刺局所療法の対象とならないもの)に対する治療法として推奨される。(グレードA)

・何で塞栓する?→塞栓物質は球状の多孔性ゼラチン粒(ジェルパート®)を使う。汎用されてきたスポンゼル、ゼルフォームは禁止になった。(グレードC1)

・今後ビーズ(DEB(薬剤溶出性ビーズ))が使われる。

・塞栓すべき脈管は?→腫瘍部を栄養する動脈のみならず併走する門脈枝をも(化学)塞栓し、より効果的かつ正常肝の障害の少ない超選択的TACE/TAEが推奨される。(グレードC1)

・選択的か否かで5年生存率に41%と26%、7年生存率に28%と13%と有意な差があった。

・選択的TACEには宮山分類のGrade2を目指して門脈をも詰めることが大事。

・TACEを繰り返すことにより肝動脈がやせてくる。その結果、肝外側副血行路が再発に寄与する。できるだけ側副路も追いかけよ。

[colored_box color=”green” corner=”r”] ・肝外側副血行路:[/colored_box]

下横隔動脈、胆嚢動脈、副腎動脈、腎動脈、腎被膜動脈、内胸動脈、肋間動脈、肋下動脈、腰動脈、胃十二指腸動脈、大網動脈、背膵動脈、胆管動脈など。

・下横隔動脈が選択しにくいときの工夫として、選択しやすい形の親カテを使うか、親カテにメスで側孔を空けてそこから子カテを入れて行く。

・リピオドールと抗癌剤のエマルジョンは必要である。(グレードB)

[colored_box color=”green” corner=”r”]・リピオドールと抗癌剤の混合液(リピオドールエマルジョン)に使用する抗癌剤はなにが選択されるべきか?[/colored_box]

→特定の有効な薬剤は見出せない(グレードC1)

・兵庫医大では、1stにファルモルビシン®→抵抗性になったらアイエーコール®

・ただし、施設に寄ってはアイエーコール®からというところもある。

・兵庫医大の実際の使用例。

・ファルモルビシン10mgを造影剤1ccで溶解の上、リピオドール2ccと混和して、エマルジョン作成。

・必要に応じて同比率のエマルジョンを追加作成。

[colored_box color=”green” corner=”r”]・リピオドールの最大使用量の目安:[/colored_box]

・1区域に2〜3cc、全肝に6〜7cc

[colored_box color=”green” corner=”r”]・再TACE/TAEの時期は?[/colored_box]→血流豊富な腫瘍出現、腫瘍マーカーの上昇あるいは腫瘍径が増大したとき(グレードB)

[colored_box color=”green” corner=”r”]・分割TACEの目的は? [/colored_box]

・肝予備能低下症例への肝不全の予防のため。

・巨大腫瘍に対する腫瘍崩壊症候群(→腎不全など)の予防のため。

[colored_box color=”green” corner=”r”]・他治療との併用は有効か?[/colored_box]→3cm以上の切除不能例では穿刺局所療法の併用が推奨される。(グレードB)

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