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上衣下腫(subependymoma)

脳室壁に付着して発生する上衣細胞の特徴を持つ予後良好な脳室内腫瘍。

・WHO grade Ⅰに分類される。

・非浸潤性で増大傾向に乏しい。

・中高年男性にやや多い。

・症候性の上衣下腫は比較的若年で発見され、頭蓋内腫瘍の0.2~0.7%を占める。

第4脳室(7割)や側脳室(2割)に好発する。

・第4脳室底部や側脳室では透明中隔や外側壁に付着して見られることが多い。

・境界の明瞭・不明瞭の程度はさまざまである大きな腫瘍では石灰化や嚢胞を伴うことがあり。腫瘍内出血は稀。

上衣下腫の画像所見

・腫瘍は分葉状で境界明瞭。脳室壁と基本的に1点で付着する。

・T1強調像は低~等信号を示す。T2強調像やFLAIR像では高信号を示す。

・周囲脳実質の浮腫は通常伴わない。

増強効果は認められないか、 あっても弱いことが多い。

第四脳室上衣下腫は時に強い増強効果を示すこともある。

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subependymoma

右側脳室モンロー孔付近に、T1WIにて低信号、T2WIおよび FLAIR像にて高信号、造影にて造影されない腫瘍あり。それに伴う水頭症あり。手術の結果、subependymomaであった。

鑑別診断

脳室内腫瘍が鑑別に挙がる。

・上衣腫:より若年者、増強効果あり。

・中枢性神経細胞腫:増強効果強い。

・脈絡叢乳頭腫:小児の側脳室、成人の第4脳室に見られる腫瘍で、増強効果強い。

・上衣下巨細胞性星細胞腫:多くは結節性硬化症の症例に見られ、Monro孔付近に好発、増強効果を伴う。

脳室内腫瘍の中でも不均一な信号、不均一な造影効果を示すもの
  • 上衣腫
  • 上衣下腫
  • 中枢性神経細胞腫

参考)よくわかる脳MRI第3版

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