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気腫性膀胱炎(emphysematous cystitis)

・膀胱壁の急性炎症。

ガス産生菌感染により膀胱壁内や膀胱内腔にガスが認められる状態。

・2/3が女性。

単純X線写真やCTで膀胱壁内にリング上ガス像や膀胱内のガス像が認められ、診断は容易。

・起炎菌は大腸菌、 Klebsiella pneumoniae 、 Enterobacter aerogenes、 Clostridium perfrigensが多いがCandidaなどでも認められることがある。

・無症状で偶然発見されることから、頻尿、血尿に加えて気尿が認められる事がある。重症の敗血症を伴う急性腹症を呈することもあり。

・コントロール不良の糖尿病患者に見られる点は気腫性腎盂腎炎に類似。

神経因性膀胱、尿閉、慢性尿路感染に合併して認められることもある。

・一般に予後良好で、死亡率は7%程度。ただし、気腫性腎盂腎炎を合併した場合は予後不良。

・治療として、血糖のコントロール、抗菌薬投与や導尿が行なわれる。

[illust_bubble subhead=”膀胱内ガスの鑑別診断” align=”right” color=”blue” badge=”check” illst=”check-m2-l”]

・気腫性膀胱炎
大腸憩室、大腸癌、Crohn病で大腸膀胱瘻を形成する場合。
・膀胱膣瘻
・外傷性変化
腸壁嚢胞状気腫(pneumatosis cystoides intestinalis)
・気腫性膣炎(vaginitis emphysematosa)
・カテーテル挿入などの医原性の膀胱内ガス混入(最多)

を覚えておきましょう。

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症例 80歳代男性 慢性尿路感染に合併した気腫性膀胱炎

emphysematous cystitis

[colored_bg color=”light‐blue” corner=”sq”]膀胱壁から周囲静脈へのairの迷入もあり。[/colored_bg]

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