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脳血流シンチのおおまかな見方

  • eZIS(イージス)は定性。脳外科はいらない。神経内科ではいる。アルツハイマー用と思えば良い。
  • 定量を見る(定性は作られた画像。Maxを100として。)
  • 3D-SSP(定性)のGLBを見る。
  • flexer(フレクサ(定量(厳密には半定量)))を見る(40 ml/min/100g あれば血流は保たれていると考える。)

※フレクサ(ソフトの名前)はRESTをまとめたもの。
※左右差を見る場合L/RもしくはR/Lが1.10を超えると、有意な血流低下と考える
※脳外科で使う。神経内科ではいらない。神経内科は定性で十分。
※頭頂部、基底部、小脳の見えるラインの3部位で取ってる。

・eZIS, SSP, flexer(⊆graphplot)もソフトの名前。

脳血流が増加

  • 脳梗塞亜急性期(贅沢)
  • 脳塞栓の再開通時
  • 発作中のてんかん(発作後もしばらくは高集積が遅延することがある。)
  • 脳炎
症例 70歳代女性 急性期脳梗塞

brainsinti

梗塞部位に一致して、脳血流の低下が認められる。

症例 70 歳代の男性。2 日前から異常行動。麻痺はない。

Epilepsy2011年放射線科診断専門医試験問題71より引用。

てんかん発作時に左頭頂葉の血流増加あり。症状消失時には消失している。

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脳血流が減少

  • 脳梗塞(ただし亜急性期以外)
  • 脳動脈・頸動脈の狭窄や閉塞による血流低下(血行力学的脳循環障害)
  • 脳出血
  • 左(右)被殻出血時の右(左)小脳
  • 発作間欠時のてんかん
  • 脳神経の機能低下、障害の結果として起こる血流低下(血流・酸素代謝の一致した障害)
症例 60 歳代男性。左上肢の脱力発作。発作は月に1回程度の頻度で数分間後には消失する。

ICA stenosis

2010年放射線科診断専門医試験問題61より引用。

脳血流シンチでは、安静時に右のACA-MCA領域を中心に血流低下あり。アセトゾラミド負荷により、ほぼ安静時と変わりなく、血流予備能の低下が疑われる。梗塞に至らない場合はプールシンチでは変化がないことが多い。内頚動脈の高度狭窄が疑われる。

症例 慢性期右内頚動脈閉塞例。

15O-PET による脳血流(CBF),脳酸素摂取率(OEF),脳酸素消費量 (CMRO2),脳血液量(CBV)の画像

misery perfusion2006年放射線科診断専門医試験問題61より引用。

右大脳半球後部にCBF低下、OEF上昇、CBV上昇あり。CMRO2では、左右差ははっきりしない。脳血流量が低下しているのに対して、脳組織が酸素摂取率を増加させることで酸素消費を保っている状態と考えられる。脳血流量は低下しており、misery perfusionと考える。CBVの上昇はvasodilatationによる側副血行の発達を示す所見である。

脳血流画像による認知症の鑑別診断

  • アルツハイマー型認知症Alzheimer’s disease(AD) :頭頂側頭連合野の血流低下 、後部帯状回、模前部の血流低下
  • 前頭側頭型認知症Frontotemporal dementia(FTD) :前頭葉、側頭葉前方部の血流低下
  • レビー小体型認知症Dementia with Lewy bodies(DLB) :頭頂側頭連合野の血流低下 ・後頭葉の血流低下

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