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2015年放射線科診断専門医試験解答+解説

1,e

・脳幹部およびその腹側に骨のアーチファクトが見られ、低吸収になっている。

ビームハードニングアーチファクト

ビームハードニング(線質硬化)は連続X線が物質を通過した際、X線の実効エネルギーが高い側へシフトする現象を指す。脳のCTでは厚い骨の内側などでCT 値が変化する。


2,d
1.5T 3T
STIR 170msec 230msec
FLAIR 1000msec 2700msec

と装置などにもよるが、STIRよりもFLAIR像にてTI(反転時間)は長い。


3,c

・Mモードはプローブを固定させたまま観察する。


4,a,d

・マンモグラムの読影には5M=500万画素以上のモニターを用いなければならない。高輝度シャーカステン必要。5M以上のモニタで読影。専門医の過去問でも何度か出題されている内容。


5, ?

・・・。


6,e

・DWIにて両側視床〜島に高信号あり。特に右で目立つ。

・PCAのP1の枝である傍正中視床動脈(paramedian thalamic artery(thalamoperforating artery:TPA(TP)))=Percheron動脈は視床穿通動脈に相当し、両側視床(片側のこともあり)、中脳を栄養する。傍正中視床動脈は約50%の症例で一側の脳底交通動脈から出て左右に分かれて両側の視床、視床下域を灌流するため、しばしば一側の閉塞で両側性の視床梗塞を起こす。

参考記事)両側視床傍正中部梗塞症候群


7,e

・両側視床にFLAIR像にて異常高信号あり。DSA静脈像において、下矢状静脈洞、大大脳静脈、直静脈洞にかけての描出が見られない。脳静脈洞血栓症を疑う所見。

両側視床に対称的な病変を認める疾患の鑑別
  • Wernicke脳症
  • 両側傍正中視床梗塞
  • 深部静脈血栓症
  • Variant CJD

参考記事)脳静脈洞血栓症の画像診断


8,b

・左後頭葉に造影効果を有する放射状の構造あり。髄質静脈であり、静脈奇形を疑う所見。

参考記事)静脈奇形の画像診断


9,e

・側脳室の拡大と脳室壁の不整像を認める。脳室周囲白質軟化症を疑う所見。


10,a

・下垂体茎のやや頭側、灰白隆起由来と思われる腫瘤あり。視床下部過誤腫を疑う所見。

視床下部過誤腫は思春期早発症や、けいれん発作、笑い発作で発症する。

参考記事)視床下部過誤腫のMRI画像診断


11,d

・脳幹部にFLAIRで不均一な高信号あり。エピソードからも浸透圧性髄鞘崩壊症を疑う所見。

参考記事)浸透圧性脱髄症候群のMRI画像診断


12,e

・左中小脳脚から歯状核にかけてのリンパ腫に対して、 T2WIで延髄右側の腹側に高信号あり。下オリーブ核仮性肥大を疑う所見。

参考記事)下オリーブ核仮性肥大の画像診断


13,e

・T2WIにて脳幹部および小脳半球の脳溝に沿って低信号が目立つ。脳表ヘモジデリン沈着症を疑う所見。

・脳表ヘモジデリン沈着症は進行性運動失調・難聴・錐体路障害を主訴とする。


14,e

・頸動脈分岐部に著明な造影効果を有する腫瘤あり。部位および造影効果から傍神経節腫を疑う所見。

参考記事)傍神経節腫の画像診断


15,e

・上咽頭の粘膜の正中部に境界明瞭な嚢胞性病変あり。Tornwaldt嚢腫を疑う所見。

参考記事)Tornwaldt嚢腫の画像診断


16, c

・膝関節点状石灰化を認めている。症状とも合わせると、調べた限りでは、Zellweger症候群のよう。

・Caffey病:幼児骨皮質過形成症の別名。圧痛のある軟部組織腫脹、過敏反応、発熱。X線の特徴は著明な皮質の肥厚。

・Zellweger症候群:ペルオキシソームの異常で、神経遊走異常、髄鞘化不全を生じる。脳肝腎症候群とも呼ばれる。

・低アルカリフォスファターゼ血症:骨X線像では、くる病類似の所見。

・Trevor病:骨端部に骨軟骨性の過成長をきたす疾患。病理学的には骨軟骨腫と同じ。多くは片側性。


17, c,e?

・病的骨折とは悪性腫瘍が背景にあり、日常的な負荷や軽度の外力で起こる骨折のこと。


18,e

・単純レントゲンで関節、腱鞘、滑液包内に無数の小石灰化結節あり。T2WIで著明な高信号の分葉状を呈し、石灰化・骨化領域はT1WIおよびT2WIで低~無信号を示している。滑膜性骨軟骨腫症を疑う所見。

参考記事)滑膜性骨軟骨腫症の画像診断


19,e

・両下腿に造影効果を有するストライプ状の異常信号(高信号)あり、中心に星芒状の瘢痕(dark star)を低信号として認める。筋サルコイドーシスを疑う所見。

参考記事)ガリウムシンチの画像診断


20, b,d

・腰椎に椎体後面に達する水平の骨折線あり。後部脊柱(posterior column)と前部せk中(anterior column)を横切る骨折であり、chance骨折を疑う所見。chance骨折はシートベルト損傷とも呼ばれる強い過屈曲により生じる。L1に多い。

・棘上・棘間靭帯に伸延力が作用し、棘突起と椎弓、椎弓根〜椎体にかけ水平方向に骨折が起こる。

参考記事)圧迫骨折と破裂骨折の違いは?


21,b

・右肩甲骨周囲に巨大な腫瘤影あり。腫瘤には不均一な造影効果あり。年齢からもEwing肉腫を疑う所見。


22,d?

 


23,b

・肺野にrandom patternに分布する微細粒状影あり。選択肢の中では粟粒結核を疑う所見。

参考記事)二次小葉と小葉から見た所見の分布


24,e

・左上葉に空洞性病変あり、気腫の進行あり。空洞性病変の中にはfungus ballを疑う所見あり。アスペルギルス症の疑い。

参考記事)肺アスペルギルス症のCT画像診断


25,d

・側面レントゲンで、後縦隔には異常な陰影を認めておらず、後縦隔に発生しやすい神経原性腫瘍が考えにくい。

参考記事)縦隔神経原性腫瘍の画像診断


26,c

・右下葉にコンソリデーションおよび周囲に結節影、すりガラス影あり。中葉にもすりガラス影あり。同一肺葉内であり、結節影が目立つ点からクリプトコッカス感染症が疑われる。

参考記事)肺クリプトコッカスの画像診断


27,a,d

・baseに気腫性変化あり。両側肺野に広範なすりガラス影あり。カリニ肺炎やウイルス肺炎などを疑う所見。HIV抗体検査、β-Dグルカン測定はしておきたい。

参考記事)ニューモシスチス肺炎(カリニ肺炎)の画像診断


28,c

・両側内層優位に広範なすりガラス影の出現あり。若年男性で生来健康であり、喫煙による急性好酸球性肺炎を疑う所見。

参考記事)急性好酸球性肺炎の画像診断


29,e

・両側肺野に広範な小葉間隔壁の肥厚、気管支血管束の肥厚、葉間隔壁の肥厚あり。気管支周囲には小葉中心性の結節影あり。癌性リンパ管症など広義リンパ路病変を疑う所見。

参考記事)広義リンパ路病変の鑑別診断


30,b

・左下葉に石灰化を一部有する索状構造あり。周囲には透過性亢進あり。気管支閉鎖症を疑う所見。確定診断はやはり気管支鏡か。

参考記事)気管支閉鎖症の画像診断


31,e

・5歳男児で発熱、咳嗽あり。左下葉に円形の腫瘤影あり。円形肺炎の疑い。X-pで辺縁が明瞭な円形の腫瘤状陰影を呈する小児に特有の肺炎があり、形から円形肺炎(round pneumonia)もしくは球形肺炎(spherical pneumonia)と呼ばれている。したがって、X線による経過観察でよい。

参考記事)小児に特徴的な肺炎のレントゲン像


32,c

・左肺の過膨張あり。CTで左気管支に異物があるのが見える。

参考記事)気管支異物の症状、原因、レントゲン画像診断


33,b,e

・左鎖骨下動脈の起始異常を伴う右側大動脈弓の疑い。

参考記事)右側大動脈弓の画像診断


34,e

・左心室に網目状の肉柱と肉柱間の深い間隙が認められる。左室心筋緻密化障害を疑う所見。2015年7月の月刊画像診断P924と全く同じ症例。


35,e

・心臓MRにて心尖部を中心に著明な心筋肥大あり。遅延造影MRIで内層〜中層の一部で遅延造影あり。心筋虚血合併の疑い。

参考記事)心臓MRIの遅延造影とは?


36,c,e

・胸部下行大動脈に単純CTで三日月状の高吸収域あり、偽腔閉鎖型の大動脈解離を疑う所見。造影にて造影を認めず。StanfordB型。

参考記事)偽腔閉鎖型大動脈解離の画像診断


37,e

・下行大動脈に解離あるも、高血圧の既往なし。腰椎造影CTにて、腰仙部の硬膜拡張を認めており、Marfan症候群を疑う所見。


38,c,e

・分枝状の石灰化を認めており、コメド型のDCISが疑われる。中心部が壊死するのが特徴。

参考記事)非浸潤性乳管癌の画像診断


39,e?

 


40,e

・区域性に広がり、横断像にてリング状に造影効果を認めている。いわゆるClustered ring enhancementであり、DCISを疑う所見。

参考記事)非浸潤性乳管癌の画像診断


41,d

・MRIにて左肺に横隔膜から逸脱する構造あり。先天性横隔膜ヘルニアを疑う所見。

参考記事)先天性横隔膜ヘルニアの画像診断


42, d

・両側脛骨遠位骨幹に骨折線あり。左側は特に比較的新しい骨折。両側橈尺骨にも多発性の陳旧性の若木骨折を認める。被虐待児症候群を疑う所見。時相の異なる多発骨折がポイント。

・虐待で多いのは骨幹端バケツ柄骨折。

参考記事)小児虐待による外傷の特徴と診断


43,e

・滑脳症の最軽症型で、左右対称性に皮質下に帯状に異所性灰白質を認める。表面の皮質と帯状灰白質との間に薄い白質層が存在し二重皮質double cortexと呼ばれる。帯状異所性灰白質を疑う所見。


44,d

・静脈血栓塞栓症患者で、抗凝固療法禁忌の場合も下大静脈フィルターは使用できる。


45,e

・左鎖骨下動脈に分葉状の嚢状動脈瘤あり。動脈瘤頸部(neck)は動脈瘤の最大横径(dome)の1/2以上ある。一般にコイルによるパッキングは頸部が1/2以下と狭い場合。←これは真性動脈瘤の場合。

 

放射線科医先生より

この症例でコイルによるパッキングが適切でないのは、形状よりも、仮性動脈瘤だからです。おそらく「eバルーンカテーテルによる血管壁圧着」を選ばせたいのでしょうが、すぐ遠位に左椎骨動脈が出ており、対側椎骨がhypoplasticな場合があるので、バルーン拡張に耐えられるかどうか、閉塞試験をする必要があります。その上で対側椎骨からの血流が十分ならバルーン圧着を試みることになると思います。それでだめなら、covered stentの適応を考慮すべきで、外科と相談して最善の手を選ぶ必要があります。

 

ありがとうございました。

 


46,b

・肝門部中心に門脈周囲に低吸収域あり。T2WIでは高信号を示している。胆管周囲嚢胞を疑う所見。

参考記事)胆管周囲嚢胞の画像診断


47,e

・肝右葉下縁S5に腫瘤あり、T1WIで淡い低信号、ダイナミックにて早期濃染され、肝細胞相においても高信号を示している。FNHを疑う所見。

参考記事)限局性結節性過形成(FNH)の画像診断


48,b

・気腫性胆嚢炎あり。糖尿病患者に生じやすいことが知られている。


49,b

・50歳代男性。肝機能障害。膵頭部に腫瘤があるということ。胆管ステント留置あり。造影CTにて主膵管の蛇行した拡張所見あり。膵頭部周囲に脂肪織濃度がやや上昇あり?遅延相では、肝内胆管の造影効果あり。胆管炎の疑い。MRCPでは、膵頭部の主膵管が途絶しており、総胆管の下部も細く見える。普通に考えれば、膵頭部癌が総胆管に浸潤して、胆管炎および閉塞性膵炎を生じている。そんな問題出すだろうかとは思いながら・・・。


50,e

・小腸に重積あり、胃内にポリープ散見される。Peutz-Jeghers症候群を疑う所見。

参考記事)Peutz-Jeghers症候群の画像診断


51,c

・右の坐骨孔から低吸収の腸管?の逸脱あり。見たことないけど、坐骨孔ヘルニアを疑う所見。逸脱した腸管は壊死に陥っているか!?


52,c

・いわゆるcoffee bean signを呈している。S状結腸軸捻転を疑う所見。

参考記事)S状結腸捻転症の画像診断


53,a

・上行結腸周囲の血管に石灰化あり。静脈硬化性腸炎を疑う所見。小腸病変の合併が多いという報告は見られない。

参考記事)静脈硬化性腸炎の症状、好発部位、画像診断


54,d

・両側腎に多発腫瘤あり。腎癌を疑う。また膵にも嚢胞性病変ありか。これらから、von-Hippel Lindau症候群を疑う。合併しやすいのは、血管芽腫。

参考記事)遺伝性(成人家族性)腎腫瘍とは?Von Hippel-Lindau病、Birt-Hogg-Dube症候群、結節性硬化症


55, c?

・右肺外病変あり。石灰化を有する。それにレントゲン上、接する腫瘤影あり。こちらも胸膜病変?右胸水あり。ボタローリンパ節など縦隔リンパ節石灰化あり。腹部では、肝の尾側に粗大な石灰化あり。腹部にも異常ありというのはこの石灰化?これは腎?漆喰腎?Tbとすると縦隔リンパ節の石灰化も説明可能。とすると、胸膜外に発生した悪性リンパ腫?とすると、IL-2を測定か。


56, c?

・右腎より突出する内部均一な腫瘤あり。単純CTで等吸収〜やや低吸収で、造影で緩徐に造影効果を認めている。脂肪の少ないAMLや乳頭状のRCCなどが鑑別に挙がる。ただし、CTでは高吸収ではない点は気になるが・・・。

・脂肪の少ないAML→偽被膜は認めない。T2✳︎WIで低信号にならない。a,dの2つ誤りが出てくる。

・乳頭状RCC→LAMを合併しやすくない。cが誤り。

この2つをどうやってこの画像から鑑別するのかは謎。どちらかだとすれば、1つ選べなので、乳頭状RCCということになり、cが誤りということになる。そもそもこの2つ以外の疾患の可能性もあり。

参考記事)
乳頭状腎細胞癌のMRI画像診断
腎血管筋脂肪腫(AML)の画像診断


57,e

・下大静脈の背側、腹部大動脈の右側に一部石灰化を有する楕円形の低吸収腫瘤あり。造影効果はほぼなし。神経節細胞腫を疑う所見。

参考記事)神経節細胞腫の画像診断


58,c

・膀胱の尾側に見られるはずの前立腺がまったく見えない。前立腺全摘除後。


59,a,e

・子宮前壁にT1WIにて高信号、T2WIで低信号の縁取りを有する腫瘤あり。造影効果は全体で欠如している。筋腫の赤色変性を疑う所見。

参考記事)子宮筋腫赤色変性の画像診断


60,c

・子宮内膜の肥厚あり。内部にはT2WIにて低信号を呈する索状構造あり。造影にて内膜は著明な造影効果あり。内膜ポリープを疑う。

参考記事)子宮内膜ポリープ/子宮内膜増殖症(過形成)のMRI画像診断


61,a

・子宮内膜にT2WIにて筋肉よりもやや高信号の分葉状の腫瘤あり。DWIにて著明な高信号を示す。子宮体癌を疑う所見。

参考記事)子宮体癌のMRI画像診断、疫学、分類、治療


62,c

・子宮右側に内膜症性嚢胞あり。壁在結節を多数認め、T2WIでのshadingも消失している。壁在結節には造影効果あり。内膜症性嚢胞の悪性転化の疑い。

参考記事)内膜症性嚢胞で壁在結節をみたときの鑑別診断


63,d

・20歳代女性。子宮の腹側にT2WIにて分葉状の筋肉よりも高信号の腫瘤あり。内部には血管を疑う低信号あり。造影にて不均一に造影効果あり。未分化胚細胞腫を疑う所見。


64,d

・腹腔内に分葉状の低吸収域が後半に見られ、肝は圧排陥没を認め、いわゆるscallopingの所見。腹膜偽粘液腫によく見られる所見。

参考記事)腹膜偽粘液腫の画像診断


65,c→e

両側の頭頂葉・右前頭葉の血流低下あり。海馬の萎縮はなし。若年性AD疑い。

dorogamekun先生ありがとうございました。


66,c,e

・ダットスキャンにて、両側線状体はドット状の形態の集積を認めており、特に左側で集積低下あり。PD症候群やDLBを疑う所見。

参考記事)ドパミントランスポーターシンチの画像診断


67,a?

 


68,b

・99mTc-MAAシンチにて、両側腎および脳の描出あり。左右シャントを示唆する所見。選択肢の中では肝肺症候群を疑う所見。過去問でも頻出の問題。


69,b

 


70,c

・甲状腺中毒症あり、甲状腺シンチにて甲状腺部に集積は認めない。CTでは甲状腺に異常所見なし。無痛性甲状腺炎を疑う所見。これも過去問で頻出。

参考記事)甲状腺中毒症の鑑別と画像診断


71,d

・顎下腺レベルの正中に99mTc-パーテクネイトで異常集積あり。甲状腺への集積葉認めず、異所性甲状腺を疑う所見。異所性甲状腺の場合、甲状腺機能低下となることが多く、エピソードにも合致。これも過去問で頻出。

参考記事)甲状腺先天性疾患の画像診断


72,d

・就学前の女児。左副腎の位置に巨大な腫瘤性病変あり。MIBGシンチで集積あり。神経芽細胞腫を疑う所見。

参考記事)神経芽腫の症状、画像診断


73,e

・10歳代の女子のテニスの練習後に下肢痛。骨シンチにて両側の脛骨の表面に異常集積あり。脛骨過労性骨膜炎を疑う所見。場所も合致。過去には、肥厚性骨関節症がよく出題されており、こちらも皮質に優位な集積を認めるが、肺癌患者に見られる事が多い。

参考記事)肥大性骨関節症の症状、骨シンチ画像診断


74,c

・99mTc-パーテクネイトにて右下腹部に集積あり。胃への集積は生理的。異所性胃粘膜を疑う所見であり、Meckel憩室が疑われる。

参考記事)メッケル憩室の画像診断


75,b

・生後14日の新生児。99mTc-PMTによる胆道シンチで、2時間後消化管や総胆管の描出なし。先天性胆道閉鎖症を疑う所見。

参考記事)99mTc-PMT 胆道シンチグラムの画像診断


76,e→c

・ガリウムシンチにて消化管への集積あり。生理的であるが、ここに腫瘍が混在していないかを除外するには、下剤を投与して翌日腹部のスポット撮影をすればよい。

2016/8/2追記

と思いましたが、心臓に集積を認めており、心不全というエピソードからも心サルコイドーシスが疑わしく、胸部 SPECT/CT を行うのが正解ぽいです。M先生ありがとうございました。

参考記事)ガリウムシンチグラフィの画像診断


77,d

・唾液腺シンチにて、右耳下腺に二箇所異常集積あり。ワルチン腫瘍が疑われる。酸負荷にてこの腫瘤は反応していない。唾液分泌障害が疑われる。

参考記事)ワルチン腫瘍の画像診断


78,b

・30歳代女性。高血圧あり。右副腎原発と思われる巨大腫瘤あり。腫瘤は内部不均一で、造影効果あり。131Iアドステロールシンチにて集積あり。副腎皮質癌では機能が低下しているので集積は見られない。


79,d

・肝S6/7に多血性の腫瘤複数あり、後期相にてwashoutあり。FDG-PETにて腫瘍部に一致してわずかに集積あり。腫瘍のサイズの割に集積は目立たず。HCCが疑われる。HCCやRCCの一部は脱リン酸化酵素を持っており、FDGの集積が低下することあり。

参考記事)PET検査の原理とメリット・デメリット


80,b,d

・甲状腺乳頭癌に対して甲状腺全摘術後。アブレーション治療後の全身シンチにて甲状腺にstar signあり。

参考記事)
131Iによる星型アーチファクト(star sign)(甲状腺癌)の画像診断
甲状腺癌、甲状腺機能亢進症に対する131I(ヨード)内用療法の適応、効果判定、副作用は?

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