顆粒膜細胞腫(granulosa cell tumor)

・性索間質腫瘍の1つ。

・成人型(更年期から閉経後)と若年型(小児)に分けられる。

・全卵巣腫瘍の1-2%で、そのうち95%は成人型。

・境界悪性腫瘍に分類。

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・最も頻度の高いエストロゲン産生腫瘍で、子宮内膜増殖症や子宮内膜癌を誘発する。

・不正性器出血や過多月経を主訴とする。

・若年型の場合は、仮性性早熟で発症する。

顆粒膜細胞腫の画像所見

・多房性嚢胞-充実性腫瘤までさまざま。典型的には内部に大小の嚢胞あり(多房性嚢胞性腫瘤の形態)。嚢胞内には出血がしばしばあり

・同じ性索間質細胞腫瘍である線維腫とは異なり、よく染まるのが特徴(hypervascular tumor)

・エストロゲン産生により年齢のわりに子宮のサイズが大きいのも特徴。

・若年型の場合も同じような画像の報告あり。

症例 10 歳の女児。下腹部痛。AFP および hCG は基準値以下。

granulosa cell tumor2011年放射線科診断専門医試験問題56より引用

多房性嚢胞性病変あり。内部にはT1WIで高信号あり。出血を示唆か。造影効果はよく認められる。顆粒膜細胞腫を疑う所見。


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