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尿管瘤(ureterocele)

  • 膀胱粘膜と筋層の間の嚢状拡張した尿管(尿管の下端が風船のように膀胱内に膨らむ)のこと。
  • 発生の過程でChwalle膜が破れるのが遅れることにより生じると考えられている。
  • 以下のように分類される。
    ・異所性:女児に多い。小児に多い。8割を占める。
    ・単純性:成人に多い。小児の場合男児に多い。
  • 異所性尿管瘤が8割。ほとんどで重複腎盂尿管を伴っている。
  • 異所性の場合、2歳までに尿路感染、血尿で発症することが多い。女児の場合、尿失禁が診断の契機となることがある。
  • 単純性の場合、症状に乏しい。発見されるきっかけとなる症状は、尿路感染症、腎・尿管瘤内結石、腎機能障害、腹部腫瘤、排尿障害など。
  • 治療は、片側の腎尿管摘出術を行うことがある。

尿管瘤の画像所見

  • 単純性の場合、膀胱内に突出する瘤あり、排泄性造影早期でコブラの頭状(cobra head apperance)に見える。
  • 異所性の場合、女児の場合、尿管が尿道括約筋を超えて、膣や子宮に開口することあり。男児の場合精巣上体、輸精管、精管などに開口することあり。
症例 30 歳代の男性。排尿終末時痛。

ureterocele2011年放射線科診断専門医試験問題48より引用。

膀胱に2つ結石あり。排泄相の造影CTにてコブラ型の造影効果あり。尿管瘤の所見。結石があるところまで尿管瘤はある。つまり膀胱内に結石があるのではなく、尿管瘤の中に結石あり。単純性の尿管瘤を疑う所見。

 

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