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ガマ腫(ranula)

舌下腺管の閉塞により生じる粘液貯留嚢胞。なので舌下間隙にできる。

・舌下腔、導管の損傷による周囲組織への粘液の漏出が原因といわれる。

・嚢胞が存在する間隙により舌下型、顎下型、舌下・顎下型に分けられる。

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・さらに嚢胞の破綻の有無により2種類に分けられる。

  1. 単純ガマ腫(simple ranula) =舌下型、顎下型
  2. 膨出(潜入性)ガマ腫(plunging/diving ranula) =舌下・顎下型

・単純ガマ腫は、口腔底(舌下間隙)に限局する。

・膨出(潜入性)ガマ腫は単純ガマ腫が大きくなって破綻して顎下間隙に入り込んだもの。

・肉眼的にヒキガエルの咽頭嚢に似ているのでガマ腫と呼ばれる。

ガマ腫の画像所見

・画像上は、嚢胞と同じ信号。造影効果なし。ただし、比較的厚い辺縁には増強効果あり。

MRIにてT1WIにて低信号、T2WIにて高信号の嚢胞の信号パターン。

・舌下型は舌下腺に相当する位置で、横断像でオトガイ舌筋と顎舌骨筋との間に存在する。

・舌下・顎下型では、顎下間隙が主体。

症例 24 歳の女性。数ヶ月前から左口腔底の膨隆を自覚するようになり来院。

ranula

2005年放射線科診断専門医試験問題11より引用。

単純CTで左舌下部に低吸収域あり。造影効果なし。舌下部の片側性の嚢胞性病変であり、舌下型の単純性のガマ腫を疑う所見。

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