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強直性脊椎炎(AS:ankylosing spondylitis)

・脊椎、体幹に近い関節(仙腸関節や股関節)に起こる多発性関節強直。

・仙腸関節に好発する(最初に侵される関節)。メインは仙腸関節と脊椎

・20歳代の男性に多い。

・末梢血の、赤沈の亢進、HLA-B27が陽性(95%)となり、リウマトイド因子陽性率は低い。

・関節リウマチとの鑑別点としては、リウマチは皮下結節がある点。

強直性脊椎炎の画像所見

・X線にて、椎間関節の炎症性強直、両側性の仙腸関節の関節面の硬化像・侵食像。脊椎は前後縦靱帯の骨化を反映してbamboo spineとなる。

・bamboo spineは骨折しやすく偽関節となる。

・椎体終板を主体とする骨破壊、周囲に骨硬化を認め、Andersson病変と呼ばれる。

・環軸椎の亜脱臼をおこすことあり。

・坐骨結節や腸骨稜といった筋肉付着の骨面には新骨形成を認める。

・MRIでは、単純X線では所見がない早期仙腸関節炎を診断できる。

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症例 75 歳の男性

ankylosing spondylitis

2006年放射線科診断専門医試験問題11より引用。

banboo spineおよび左右対称に両側仙腸関節の関節裂隙の狭小化、不明瞭化、骨硬化あり。両側股関節にも関節裂隙の狭小化、骨棘形成を認めている。強直性脊椎炎による変化を疑う所見である。
仙腸関節炎の分類
  • 感染性:化膿性、肉芽腫性
  • 非感染性:血清反応陰性脊椎関節症(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、Reiter症候群)、関節リウマチ、炎症性腸疾患に伴う仙腸関節炎、SAPHO症候群、結晶沈着性関節症

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