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足底線維腫症(plantar fibroma)とは?

plantar fibroma・線維腫症の一つ。線維腫症の中でも表在性に分類される。

・膠原線維を含む線維芽細胞、筋線維芽細胞からなり、足底への浸潤性増殖を伴う。

無症状で腫瘤を触知することのみが多いが、時に歩行時痛など痛みあり。

・多彩な年齢層に起こる。若年成人に多い。

・サイズの増大は緩徐で一般に腫瘤はサイズが小さい。

・両側性に発生するのが2割程度、多発性が3割程度に起こる。

・治療は切除術。ただし局所再発が50%程度で起こる。

足底線維腫症のMRI画像診断

・足部の腫瘤で、足底腱膜の内側寄りに紡錘状の腫瘤として認め、T2WIにて低信号を呈する。T1WIで低信号、脂肪抑制T2WI、STIRにて中心部に軽度高信号を認めることが多い。

・ただし、サイズが大きくなればT2WIにて高信号と低信号が混在することあり。

造影効果は約半数に認める。

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症例 50歳代男性 左足底部に腫瘤触知あり。歩行時疼痛あり。

plantar fibroma1(2009年放射線科診断専門医試験問題17番より引用)

足底腱膜内側部にT2WIにて著明な紡錘状の低信号腫瘤あり。造影効果あり。足底線維腫症を疑う所見。

 

T2WIで低信号を示す軟部腫瘤の鑑別

・T2WIで低信号を示す場合は、石灰化、ヘモジデリン、線維成分を考える。

  • 石灰化:痛風結節、異栄養性石灰化
  • ヘモジデリン:腱鞘巨細胞腫、PVNS、血腫
  • 線維(場所が特徴的):足底線維腫症、腱鞘巨細胞腫、弾性線維腫
  • 線維(場所が非特異的):線維腫、デスモイド、平滑筋腫、線維肉腫

足底腱膜に異常をきたしうる疾患

  • 足底線維腫症
  • 足底腱膜炎
  • 関節リウマチ
  • 血清陰性脊椎関節症
  • 痛風
  • 足底腱膜断裂
  • 足底黄色腫

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