Sponsored Link

2010年放射線科診断専門医試験解答解説【51-55】

問題原本はこちらからご覧ください。

51の解答:d

・膵尾部に脾臓と同じ造影パターン、吸収値の変化をきたす腫瘤あり。膵内副脾を疑う所見。d,eにて診断可能だが、確定診断にはdが用いられる。

参考)膵類上皮嚢胞(epidermoid cyst)の画像診断(膵内副脾)


 52の解答: b

・脾臓に T2 強調像で淡いな高信号、Gd 造影後は不均一な増強効果を示す境界不明瞭な腫瘤性病変あり。SPIO 造影後では、正常脾実質と同様、均一な低信号を呈している。

・SPIO造影後に周囲脾と同程度の低信号=脾と同じ成分。網内系細胞が存在する腫瘍であり、過誤腫ということになる。

参考)脾過誤腫の画像診断


 53の解答:e

・腎周囲腔にairあり。また右に比べて造影効果不良。気腫性腎盂腎炎を疑う所見。

参考)気腫性腎盂腎炎の画像診断

Sponsored Link

54の解答:d,e

・T2WIにて腎皮質に著明な低信号あり。ヘモジデリン沈着を疑う。

・PNHではMRIにて両側腎皮質がT1・T2強調像でびまん性の低信号化を来すことが知られている。血管内溶血により生じた遊離ヘモグロビンが腎糸球体より排池、近位尿細管にて再吸収されヘモジデリンとなり沈着するため。

d,eでは?
脾臓にヘモジデリン沈着が無いので血管内溶血を来す疾患を選ぶという流れかと思います。先天性溶血性貧血の一つであるG6PD欠損症は血管内溶血を来しますが、先天性溶血性貧血の約8割が球状赤血球症なので。

渡口先生ありがとうございました。


 

55の解答:a

・尿管結石の中でレントゲンにうつるのは6割程度。尿酸結石、キサンチン結石、シスチン結石は写らないといわれる。CTならよほど小さいものでなければ、かつスライスの中にきちんと入っていればほぼ100%検出できる。

・この尿酸結石、キサンチン結石、シスチン結石の中でもCT値がより小さいのはどれかというきつい問題。尿酸が500HU前後で最も低い。

参考)尿管結石の画像診断

2010年トップへ戻る。

Sponsored Link

 

関連記事はこちら