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2010年放射線科診断専門医試験解答解説【16-20】

問題原本はこちらこちらからご覧ください。

16の解答:e

・3歳男児。10日前に感冒あり。突然、歩行不能。両側基底核および後頭葉〜側頭葉深部白質にT2WIにて異常な高信号域あり。ADEMを疑う所見。

・ヘルペスなどウイルス性の脳炎の場合、基底核は侵されない傾向にある。

参考)
急性散在性脳脊髄炎の画像診断
単純ヘルペス脳炎 HSV-1の画像診断


 

17の解答:d

・突然の意識障害。右のMCAに高吸収域あり。hyperdense MCA signを疑う所見。急性期脳梗塞のCT所見であるearly CT signの一つ。

参考)early CT sign(早期虚血サイン)の画像診断(CTで脳梗塞の診断、ASPECTS)


18の解答:a

・上咽頭癌の進展範囲の問題。

・翼口蓋窩:前方は下眼窩裂により眼窩に通じ、後方は正円孔(上顎神経が通る)で中頭蓋窩と、翼突管(翼突管神経が通る)で頭蓋外と、下方は大・小口蓋管により口腔、内側は蝶口蓋孔によって鼻腔と連絡する。今回腫瘍は及んでいない。上咽頭癌の進展経路として重要。
zugaitei2

・他の解剖はいずれも及んでいる。参考画像は以下。

epipharyngeal carcinoma2epipharyngeal carcinoma1

参考)上咽頭癌のMRI画像診断で重要な構造

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19の解答:b

・蝸牛周囲に骨の脱灰を認めている。蝸牛型の耳硬化症の所見。

・鼓室硬化症は、耳小骨連鎖の周囲に線維組織・石灰化を来す文字通り鼓室の硬化する疾患。

参考)耳硬化症の画像診断


 

20の解答:e

・鼻腔背側の著明な造影効果を有する腫瘤性病変。T2WIでは低信号域を認めており、flow voidを示唆。富細胞性の腫瘤であり、年齢も考慮すると若年性血管線維腫が疑われれる。

参考)若年性血管線維腫の画像診断、症状、治療

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