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問題原本はこちら(日本医学放射線学会)を参照ください。

76,

76の解答:a

・両側肩に集積あり。

褐色脂肪への集積

褐色脂肪細胞の生理的集積:寒冷、やせ型、女性、若年者鎖骨上窩、傍椎体、心臓周囲、横隔膜周囲、後腹膜などにも見られる。寒冷刺激により反応し熱生産を行なう結果、FDGが集積するとされる。

※褐色脂肪細胞に集積を認めたことを確認してから体を温めても遅延像で消えるわけではない。従って、褐色脂肪細胞の刺激中枢である首や肩、掌に寒冷刺激を与えないようにすることが重要。つまり、冬期には該当する女性患者に、十分な保温をし、来院するよう指導が必要。

参考)FDGの生理的集積と各種腫瘍への集積と注意点(各論)


 

77,

77の解答:a

・上行結腸に異常集積あり。集積は局所的で、CTでも全周性の壁肥厚あり。腸炎を疑うような長さは認めておらず、CTで憩室炎も認めない。素直に大腸癌。


 

78,

78の解答:c,e

・左の閉鎖リンパ節に集積あり。

・また仙骨前の子宮にも集積あり。双角子宮と思われる。子宮内膜への生理的な集積と思われる。

 

79,

79の解答:b→d

・99mTc-sestamibi →MIBIシンチのこと。心筋血流シンチのほか、副甲状腺シンチとして用いられる。細胞内の集積はミトコンドリアの量と細胞膜の電位差に依存するとされている。

2017年5月20日追記

 

・123I-MIBGシンチグラフィの生理的集積:唾液腺、鼻腔、甲状腺、肝臓、心臓、膀胱。

・67Ga-citrateシンチグラフィの生理的集積:鼻腔、涙腺、唾液腺、肝臓、肝臓、腸管、骨髄、精巣、乳腺。肺門部に対称性の集積が認められることもある。

今回は、後腹膜腫瘤の他、唾液腺、肝臓、膀胱に集積を認めているので123I-MIBGシンチグラフィで後腹膜腫瘤は褐色細胞腫か。

ふらふら帝国先生ありがとうございました!

 


 

80,

80の解答:c,d

・右腋窩に集積あり。

センチネルリンパ節シンチ

・癌の原発巣からリンパ流を直接受けるリンパ節をガンマプローブで検出する手法である。転移かどうかは診断できない。あくまで直接リンパ流を受けるリンパ節がわかるだけ。そこを生検してはじめて転移か否かわかる。

センチネルリンパ節とは癌の原発巣からのリンパ流を直接うけるリンパ節。複数個あることもあり、癌の原発巣に最も近いリンパ節とは限らない。

・粒子の大きい放射性医薬品の方がリンパ節に停滞しやすい。○
※大きい方が停滞しやすいが、痛いらしい。
※スズコロイドとフチン酸があるがスズコロイドの方が大きい。

・2個以上検出された場合には腫瘍に近い方をセンチネルリンパ節とは定義しない。
※近いかどうかは関係ない。癌細胞から直接リンパ流を受けるリンパ節のこと。

乳癌と悪性黒色腫に保険適応あり。

参考)2012年放射線科診断専門医試験問題&解答解説【76-80】

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