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脊椎・脊髄の外傷

・外傷による脊椎の骨折は、C3-7、Th12-L2、C1-2に多い。

・外傷による脊髄の損傷は、C4-6、Th11-L1、Th4-5に多い。
※特に胸椎は重篤になりやすい。
※脊椎の骨折、脊髄損傷それぞれ3つの好発部位がある。

脊椎の骨折

[deco_bg image=”paper1″ width=””]・頚椎C1(環椎):環椎破裂骨折=Jefferson骨折
・頚椎C2(軸椎):hangman骨折、歯突起骨折
・頚椎C3以下:圧迫骨折、破裂骨折、脱臼骨折、Change型骨折などがある。[/deco_bg]

・破裂骨折では椎体の後壁にも骨折をきたしており、後方への突出による脊髄損傷に注意が必要。

・また血管損傷の合併に注意が必要。特に椎骨動脈に多い。危険因子は脱臼・脱臼骨折、横突起孔骨折、虚血による神経症状。CTAにて診断する。

・脊椎骨折の不安定性は、Denisのthree column theoryで判断する。椎体を3つに分け、真ん中のmiddleを含む2箇所に骨折が見られる場合、また3.5mm以上前後へ偏位がある場合は不安定とされる。

・骨折が連続しない椎体で生じることもあり(非連続性骨折(noncontiguous fracture))、高エネルギー外傷に多い。CTで20%程度に見られる。

SCIWORA

・spinal cord injury without radiographic abnormalityの頭文字をとった名称。

・つまり、外傷後、単純X線で骨折や脱臼を認めないが、神経学異常を認めるもの。

・頚椎に多い。

・MRI以前の概念であり、変形性脊椎症、ヘルニア、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯肥厚および骨化症などを背景にした脊髄損傷。

・ただし、30%はMRIでも所見を認めず、real SCIWORAと呼ばれる。

非骨傷性頸髄損傷

・外傷により頚椎には異常所見を認めないが、脊髄のみに異常を認めるもの。

・過伸展によるものが多い。

・中高年に多い。

・中心性脊髄損傷が多く、C3/4レベルに多い。

・症状が残るものが4割、改善するものが4割とされる。

高齢者の脊椎・脊髄損傷

・骨密度が低下し、変性を伴いやすい50歳代後半から増加する。

・転倒による外傷が多い。

・頚椎では歯突起骨折、下位頚椎過伸展骨折、非骨傷性頸髄損傷(過伸展による)が多い。

・他、胸腰椎移行部の圧迫骨折・破裂骨折が多い。

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