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髄鞘化

・MRIにより髄鞘化を捉えることができる。

・新生児は脳のMRI信号のパターンが成人とは逆。

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・髄鞘化が進行すると白質の水分は減少し、髄鞘を構成する膜の糖脂質、たんぱく質、コレステロールが増加する。

・するとT2WIで白質が低信号化していく(T1WIでは高信号)。

・このT2WIにおける白質の低信号化は脳の発達と一致している。

・髄鞘化のT1WIとT2WIの信号はそれぞれ高信号、低信号を示すが、それぞれが一致するわけではなく、T1WIが数ヶ月先行する。

・代謝異常、感染症、脳奇形などさまざまな疾患で髄鞘化の遅延を認める。

・側脳室三角部の後上部白質は20歳くらいまでT2WIで高信号(terminal zoneと呼ばれる)を示し、脳室周囲白質軟化症などと誤診しないように注意する。

髄鞘化の年齢と部位の関係

  • 生下時髄鞘化:視床、小脳脚、内側縦束。
  • 生後3ヶ月までに髄鞘化:小脳白質、内包後脚、側脳室周囲、中心溝周囲白質。
  • 生後6ヶ月までに髄鞘化:視放線、脳梁膨大部。
  • 生後1年までに髄鞘化:大脳半球の白質。
  • 18~24ヶ月には成人型になる。(T1WIでは生後8ヶ月で成人型になる。)

※注意点としては、未熟児の場合は、出生を40週の満期産として補正する必要あり。

症例 満期産出生,生後 3 か月の女児。検診で発達の遅れを指摘され精査。

myelination2014年放射線科診断専門医試験問題20より引用。

内包後脚および視放線に高信号あり。髄鞘化が疑われる。3ヶ月までに髄鞘化される側脳室周囲、中心溝周囲白質には髄鞘化が見られていない。

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