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問題原本はこちらからご覧ください。

81,
脳血流シンチグラフィにおいて楔前部や後部帯状回の集積が低下するのはどれか。
2 つ選べ。
a Alzheimer 病
b 進行性核上性麻痺
c 前頭側頭型認知症
d 皮質基底核変性症
e Lewy 小体型認知症

81の解答:a,e

・e:Lewy 小体型認知症ではSPECTやPETによる血流、代謝の低下パターンはADと似るが、全体的低下と後頭葉の低下が鑑別に有用。

参考)
レビー小体型認知症の画像診断
アルツハイマー病における脳血流SPECTの画像診断


 

82,
疾患と放射性医薬品との組み合わせとして適切なのはどれか。2 つ選べ。
a 褐色細胞腫 ――131I-adosterol
b 転移性骨腫瘍 ――99mTc-O4-
c Hodgkin リンパ腫――90Y-iburitumomab tiuxetan
d 先天性胆道閉鎖症 ――99mTc-PMT
e 副甲状腺機能亢進症 ――99mTc-MIBI

82の解答:d,e

・iburitumomab tiuxetan(イブリツモマブ チウキセタン)はモノクローナル抗体を使った放射免疫治療薬。商標名ゼバリン(Zevalin)。

・111In-Zevalinでシンチグラフィをして、その7日後に90Y-ZevalinでCD20を認識し、非ホジキンリンパ腫の放射線免疫療法を行う(リツキサンと同時投与する)。

・111In-Zevalinでシンチグラフィをする目的は、骨髄浸潤などがないことをチェックするため。

不適格だと判断される体内分布

・著明な骨髄へのびまん性集積。
・肝臓、脾臓、骨髄への強い局在集積。
・肝臓よりも肺へのびまん性集積が強いとき。
・後面像で、肝臓より腎への集積が強いとき。
・肝臓よりも腸管への集積が強いとき。


 

83,
アデノシンの使用が禁忌でないのはどれか。1 つ選べ。
a 気管支喘息
b 胸部大動脈瘤
c III 度房室ブロック
d ジピリダモールの併用
e カフェインを含む飲食物

83の解答:b

a:気管支喘息は禁忌。

アデノシン、アデノシン三リン酸(ATP)、ジピリダモール負荷法の禁忌

・薬物治療によっても安定化していない不安定狭心症(急性冠症候群)
・ペースメーカ治療の行われていないⅡ度以上の房室ブロックや洞不全症候群
・洞性徐脈(HR<40/min、相対禁忌)
・QT 延長症候群
・低血圧(収縮期血圧< 90mmHg)
・代償不全状態の心不全
・アデノシン、ATP、ジビリダモールに対する過敏症の既往症例
喘息等の気管支痙攣性肺疾患ないしその既往のある患者あるいはその疑いのある患者

 

・併用禁忌:ジピリダモール・アミノフィリ ン製剤、カフェインを含んだ食品(日本茶、紅茶、 中国茶、コーヒー、チョコレート、コーラ、栄養ド リンク剤等)―検査の 12 時間前には休止しておか なければならない。
負荷心筋シンチグラフィに関する安全指針より引用

参考・類似問題)2010年放射線科専門医試験問題&解答解説【76-80】核医学

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84,
99mTc-MAA による肺血流シンチグラムにて脳が描出された。可能性が最も高いのはどれか。1 つ選べ。
a 肝硬変
b 髄膜腫
c 脳出血
d 肺気腫
e 肺血栓塞栓症

84の解答:a

・肺血流を見るのに脳が描出→肺を通過せず左心への短絡がある(右左シャント)。

・脳や甲状腺、腎臓、消化管などへの肺以外への集積は右左シャントを示唆する。

・右左シャントをきたす先天性心疾患、肺動静脈瘻、肺動静脈奇形、肝硬変に伴う肝肺症候群などでこの現象が見られる。


 

85,
123I-MIBG によるシンチグラフィが適応でないのはどれか。1 つ選べ。
a 心不全
b 神経芽腫
c パーキンソン病
d クッシング症候群
e Lewy 小体型認知症

85の解答:d
MIBG

・MIBGは、norepinephrineの類似物質。

・Amine precursor uptake and decarboxylation(APUD)系腫瘍はカテコラミンを産生する性質があるため、MIBGを取り込む。

・APUD系腫瘍:褐色細胞腫、神経芽腫、甲状腺髄様癌、カルチノイド

・心筋シンチでは、糖尿病、心不全、虚血性心疾患、不整脈疾患、びまん性レビー小体病(パーキンソン病、レビー小体型認知症)、家族性アミロイドーシス、MSAでH/M比の低下を認める。

参考・類似問題)
123I-MIBG心筋シンチの画像診断
2012年放射線科専門医過去問核医学76−80(問題+解答)

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