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問題原本はこちらからご覧ください。
61,
主膵管拡張をきたす頻度が低いのはどれか。1 つ選べ。
a 膵管癌
b 慢性膵炎
c 膵粘液性囊胞腫瘍
d 十二指腸乳頭部癌
e 膵管内乳頭粘液性腫瘍

61の解答:c

 

62,
前立腺の MR 検査法において有用性が低いのはどれか。1 つ選べ。
a FLAIR 像
b T2 強調像
c 拡散強調像
d ダイナミック造影像
e MR スペクトロスコピー

62の解答:a

・T2WI、ダイナミック、拡散強調像が基本だが、

初回の系統的生検で癌が検出されず、その後もPSAの上昇を認める症例に、2回目の生検時に前立腺MRI(T2WI、ダイナミック、MRスペクトロスコピー) による所見を参考にして標的生検を加えた検討では、 癌検出能の上昇が示されている(Clin Cancer Res March 15, 201016; 1875)。

とあるように、MRスペクトロスコピー(MRS)を組み合わせると診断能は増す。


 

63,
肝細胞癌に対する TAE(肝動脈塞栓術)の適応でないのはどれか。1 つ選べ。
a 肝両葉多発病変
b 単発肺転移を有する症例
c 腫瘍破裂による腹腔内出血
d 血清総ビリルビン値 3.0 mgdl
e 2 次分枝レベルの門脈腫瘍塞栓

63の解答:b?(d ?)
TAEの適応(大まかな基準)

・肝癌により門脈本幹の閉塞がないこと。

・黄疸はT.bil 最大5mg/dlまで。通常3mg/dl以下が好ましい。

・肝癌の大きさ、個数は問わない。(多数個ある場合はTAEの独壇場)

・著明な腫瘍内シャントのみられない例。

※禁忌となるのは、高度黄疸、難治性腹水、門脈本幹閉塞など。

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64,
IVR の手技と起こりうる合併症との組み合わせとして,考えにくいのはどれか。1 つ選
べ。
a CT ガイド下肺生検――脳梗塞
b BRTO(balloon occluded retrograde transvenous obliteration) ―肺梗塞
c TIPS(transjugular intrahepatic portosystemic shunt)――食道静脈瘤破裂
d PSE(partial splenic embolization)―易感染性
e 喀血に対する BAE(bronchial arterial embolization)――下半身麻痺

64の解答:c
CTガイド下肺生検

・合併症は、気胸、血痰、出血、播種、空気塞栓による脳梗塞・心筋梗塞。

BRTO

・Balloon-occluded Retrograde Transvenous Obliteration。バルーン閉塞下逆行性経静脈(門脈)塞栓術。

・門脈亢進症に対するIVRの一つで、食道、胃静脈瘤のうち、特に胃のfornixに存在する孤立性胃静脈瘤に対する治療法。

・合併症は、溶血性血尿と腎障害、肝障害、肺梗塞、食道静脈瘤の悪化。

・肺梗塞は、多量の硬化剤(5%EIO:オルダミン+イオパミロンの混合液)を大循環系に流入したり、術中のバルーン破裂などにより起こる可能性あり。

TIPS

・transjugular intrahepatic portosystemic shunt。経内頸静脈的肝内門脈大循環短絡術。

・門脈亢進症に対するIVRの一つ。経皮的に頸静脈から右肝静脈にカニューレを挿入し、右肝静脈から右門脈枝を穿刺することにより、右肝静脈と右門脈の間にステントを留置し、門脈の血流を右肝静脈へシャントさせることにより、門脈圧の減圧を図る。

・合併症は、シャント狭窄・閉塞、肝不全・腎不全、心機能障害、肺機能障害。

PSE

・ partial splenic embolization。脾動脈塞栓術。

・脾機能亢進、門脈圧亢進・食道静脈瘤、脾摘術術前処置、サラセミア、紫斑病に適応あり。

・合併症は、脾膿瘍、腹痛、発熱、胃炎、胸腹水など。

BAE

・bronchial arterial embolization。気管支動脈塞栓術。

・喀血の救急処置、繰り返す喀血で内科的治療でコントロールできず、手術適応もない場合に適応あり。

・合併症は、脊髄損傷、気管支食道瘻孔、気管支壊死など。


 

65,
Budd-Chiari 症候群の画像所見として頻度が低いのはどれか。1 つ選べ。
a 尾状葉腫大
b 門脈石灰化
c FNH-like nodule
d 肝中枢側の斑状濃染
e 肝内静脈―静脈シャント

65の解答:b

参考)Budd-Chiari 症候群の画像所見、症状、原因、治療

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