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問題原本はこちらからご覧ください。

56,
肝腫瘤性病変において,細胞外液性造影剤を用いた際に遅延性濃染パターンを呈しやすいのはどれか。1 つ選べ。
a 肝細胞癌
b 胆管細胞癌
c 海綿状血管腫
d 腎癌からの転移
e 限局性結節性過形成

56の解答:b

・a,c,d:早期濃染

・b:豊富な間質を持つ胆管細胞癌は遅延性濃染を示す。

参考)遅延性濃染を示す肝腫瘤の鑑別診断、画像所見、画像診断


 

57,
自己免疫性膵炎について正しいのはどれか。2 つ選べ。
a ダイナミックスタディで早期濃染パターンを示すことが多い。
b 膵臓はびまん性に萎縮することが多い。
c 主膵管がびまん性に拡張することが多い。
d FDG-PET で高集積を示すことが多い。
e 総胆管壁が肥厚することが多い。

57の解答:d,e

a:× capsule-like rimは早期は造影不良で、平衡相にかけて緩徐に増強。

b:× 腫大する。

c:× 狭細化が見られる。

d:膵外病変の検出にはGaシンチやFDG PETが有用である。

参考)
自己免疫性膵炎の画像診断
IgG4関連胆管炎(IgG4-related cholangitis)の画像診断


 

58,
機能性副腎皮質腺腫の画像所見として可能性が高いのはどれか。1 つ選べ。
a 対側副腎の腫大
b CT 値が平均 10 HU 未満
c MRI opposed phase 画像にて信号上昇
d 131I-アドステロールシンチグラムでの取り込み低下
e 造影 CT で早期濃染,10 分後程度の遅延相で washout が 70% 以上

58の解答:b

b:単純CT:10HU以下→lipid-rich adenoma

c:脂肪を含んでいるので、信号低下する。

e:良好なwashoutを示すのが特徴だが、早期濃染しない。

参考)副腎腺腫(副腎皮質腺腫)の画像診断

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59,
画像所見として尿路結石を示唆するのはどれか。2 つ選べ。
a soft tissue rim sign
b teacup calcification
c Mercedes Benz sign
d string of beads sign
e staghorn appearance

59の解答:a,e

a:尿管結石の周囲の軟部組織の肥厚のこと。結石が尿管に巌頓したことにより生じた尿管壁の浮腫と考えられている。
※静脈石と石灰化を生じていない静脈が同じスライスに描出された像をcomet-tail signといい、こちらは、静脈石を示唆する所見。

b:乳房の石灰化のサイン(石灰乳石灰化)。小さな嚢胞内に存在する石灰化が沈殿した結果、石灰化の層を作ることにより生じるサイン。

c:胆石の混合石のサイン。

d:日本語にすると数珠状サイン。調べるといろいろこう呼ばれる。
・胆嚢腺筋腫症のRASはMRCPなどT2強調像で数珠状の高信号として描出される所見。
・頸動脈の線維筋性異形成(FMD)における血管造影所見。
・小腸の閉塞性イレウスを示すサインとしても使われる。拡張した小腸内に液体がたまり、ガスが少ないとガスは伸展した輪状鄒壁内面に斜め・遠心状・階段状に並ぶ様子。他、stepladder appearane、hair pin shapedなどとも表現される。

e:日本語にすると珊瑚状。つまり珊瑚状結石で用いられる。腎結石のうち、腎杯腎盂全体にはめこまれたような結石のこと。

参考)
胆石の種類とCTで見える胆石とその割合とは?
サンゴ状結石の画像診断


 

60,
先天性胆管拡張症の特徴として正しいのはどれか。1 つ選べ。
a 男性に多い。
b 成人以降の発見はまれである。
c 胆道悪性腫瘍の発生頻度が高い。
d 膵管癒合不全の合併はまれである。
e 肝内胆管囊状拡張を伴う総胆管囊腫のタイプが最も多い。

60の解答:c

a:女児に多い(1:4)

b:稀とは言えない。

c:嚢状拡張→胆管癌、紡錘状拡張→胆嚢癌が多い。

d:ほとんど 膵胆管癒合不全を伴っている。

e:肝外胆管(総胆管・総肝管)拡張が80%。つまり肝内の拡張は伴わないタイプが多い。

参考)先天性胆管拡張症(総胆管嚢腫)の画像診断、原因、症状、治療

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