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問題原本はこちらからご覧ください。

46,
乳房超音波検査所見として良性腫瘤の可能性が高いのはどれか。2 つ選べ。
a 外側陰影
b 縦横比 0.7 以上
c 境界部高エコー(halo)
d 乳腺前方境界線の断裂
e 腫瘤内部の粗大高エコー

46の解答:a,e

a:側方エコーとも呼ばれ、エコーの減弱。境界明瞭の場合に出るので良性を示唆する。

b:縦横比が0.7以下が良性、以上が悪性を示唆。したがって悪性。

c:乳癌に特徴的な所見。乳がんが周囲組織に浸潤すると、癌細胞や結合組織が脂肪組織内に入り込み、ここに超音波が当たると後方散乱がおこり、低エコーの腫瘤周囲に高エコー帯が出現する。

d:乳癌が脂肪組織へ浸潤して、前方境界線を破壊している所見。したがって悪性。


 

47,
乳腺の浸潤性小葉癌について正しいのはどれか。2 つ選べ。
a 近年,増加傾向にある。
b skip lesion の頻度が高い。
c 通常型浸潤性乳癌の 1 つである。
d 超音波検査では後方エコー増強を示す。
e マンモグラフィでは石灰化で発見される。

47の解答:a,b

b:腺葉や乳管を無視した散在性の広がりを示す。

c:特殊型に分類される。

d:浸潤性小葉癌や硬癌は線維成分が多いため、後方エコーは減弱する。

e:石灰化は10%程度。


 

48,
正常な新生児の腹部単純 X 線写真として正しいのはどれか。1 つ選べ。
a 出生直後には胃泡を認めない。
b 生後 6 時間以内では小腸にガスは認められない。
c 生後 24 時間以内に腸管ガスは直腸に達する。
d 生後 24 時間以内で腸管の拡張を認める。
e 生後 24 時間以後は小腸と大腸の区別は容易になる。

48の解答:c
消化管のガス

・生後 1 時間→小腸
・3~4 時間→盲腸
・11 時間→S 状結腸

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49,
小児の腹部腫瘍について正しいのはどれか。2 つ選べ。
a 腎芽腫は,しばしば対側へ進展する。
b 小児の卵巣腫瘍は,ほとんどが悪性である。
c 肝芽腫では,血清 AFP が上昇することが多い。
d 神経芽腫では,石灰化を認めることは稀である。
e 仙尾部奇形腫では,鎖肛等の奇形をしばしば合併する。

49の解答:c、e

a:× 腎芽腫は、通常正中を越えない。

b:× 小児の卵巣腫瘍の2/3は良性の卵巣奇形腫。小児の奇形腫の中では、卵巣由来のものが仙骨奇形腫に次いで多い。悪性腫瘍は1/3を占める。

d:× 神経芽腫では8割に石灰化あり。

小児の悪性卵巣腫瘍

・胚細胞腫瘍(未分化奇形腫、未分化胚細胞腫)
・生殖間質腫瘍(顆粒膜細胞腫、Sertoli-Leydig細胞腫)
・上皮性腫瘍(嚢胞腺癌)

奇形腫

・仙尾部が好発部位。Hensen結節が起源となる。ついで卵巣。

・4:1で女児に多い。

・より年長ほど悪性成分を含む割合が高くなるため、確定診断後には速やかな治療を要する。

・新生児から生後1ヶ月に発見されるものはほとんどが良性。

・2ヶ月以上の乳児では9割になんらかの悪性成分あり。

・発生部位により4型に分類されている(Altmanの分類)。

鎖肛や仙骨奇形などの合併奇形の頻度が高い(約18%)。

参考)
神経芽腫の症状、画像診断、転移、予後
肝芽腫の症状、合併症、治療、予後、画像診断
腎芽腫(Wilms腫瘍)の症状、年齢、画像診断、治療


 

50,
被虐待児症候群に特徴的な骨病変はどれか。1 つ選べ。
a 隆起骨折
b 若木骨折
c 成長板損傷
d 骨幹端損傷
e 上腕骨外側顆骨折

50の解答:d

・虐待では、metaphyseal corner fracture(いわゆるbucket handle fracture) =骨幹端損傷が多い。

・大腿骨遠位、上腕骨遠位、手関節、足関節に好発。

・局所に直達外力が加わった結果起こるものでなく、乳幼児が振り回され、四肢が鞭のようにしなる結果発生する。

参考)放射線科専門医頻出問題 診断【小児科】

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