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21,
単純 X 線写真において膨張性骨転移(expansile bone metastasis)をきたす悪性腫瘍と
して,頻度が最も高いのはどれか。1 つ選べ。
a 胃癌
b 膵癌
c 腎癌
d 胆囊癌
e 膀胱癌

21の解答:c

・膨張性骨転移(expansile bone metastasis):腎癌や甲状腺癌、肺癌。


 

22,
Baker 囊胞が接するのはどれか。1 つ選べ。
a 縫工筋
b 半腱様筋
c 大腿二頭筋
d 腓腹筋外側頭
e 腓腹筋内側頭

22の解答:e
  • Baker嚢胞:腓腹筋内側頭と半膜様筋腱の間にある滑液包に液体貯留したもの。

関連)Baker嚢胞とは?MRI画像診断のポイントは?


 

23,
膝の半月板について誤っているのはどれか。1 つ選べ。
a 円板状半月板は外側に多い。
b 半月板辺縁部 1/4 には血行(red zone)がある。
c 外側半月板の前角と後角の幅はほぼ等しい。
d 内側半月板は外側半月板より可動性が大きい。
e 外側半月板は,内側半月板に比し,より C 字に近い形態である。

23の解答:c→d

※がまの油さんご指摘ありがとうございました。

内側半月板(MM)と外側半月板(LM)

・内側半月板は半径は大きく開き気味で、後節は大きい。

・外側半月板は半径は小さく、より閉じたC字型に近い。

meniscus

・外側の1/3は血行があるので、red zoneと呼ばれる。そこに生じた辺縁断裂は自然治癒も期待される。

meniscus1

・内側半月板は関節包に全周が付着している。一方外側半月板は後角と関節包の間には、スペースがある(膝窩筋腱鞘)。

参考)内側半月板(MM)と外側半月板(LM)断裂のMRI画像診断総論

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24,
単純 X 線写真で骨硬化像を示すことが少ないのはどれか。1 つ選べ。
a 骨肉腫
b 類骨骨腫
c 骨巨細胞腫
d 乳癌骨転移
e 前立腺癌骨転移

24の解答:c

・骨巨細胞腫:長管骨の骨幹端から骨端に及ぶ大きな骨吸収像を示す。

参考)
類骨骨腫(類骨腫)の画像診断


 

25,
トルコ鞍部および傍鞍部の病変について正しいのはどれか。1 つ選べ。
a 若年女性では下垂体の腫大を認める。
b 視神経膠腫の組織型は膠芽腫が最も多い。
c ラトケ囊胞は T2 強調像で均一な高信号を呈する。
d ACTH 産生下垂体腺腫のほとんどは巨大腺腫である。
e リンパ球性下垂体炎が鞍上部に進展することは稀である。

25の解答:a

・b:膠芽腫(grade4)→pilocytic astrocytoma(grade1)

・c:ラトケ嚢胞は、T2WIで高信号を呈することが多いが、半数以上の症例で、内部に増強効果のない嚢胞内結節が認められ、T1強調像で高信号、T2強調像で低信号を示す。つまり、均一な高信号を示すとはいえない。

・d:ACTH産生腺腫(Cushing病)のほとんどは、microadenoma。MRで検出できるのは1/3-2/3。静脈洞サンプリングが有用(海綿状脈洞に直にマイクロカテーテルを入れる)。

視神経膠腫(optic glioma)

・グリア細胞由来の腫瘍。

・2/3はpilocytic astrocytoma。つまりgradeⅠ。

・15-40%は神経線維腫症1型に生じ、この場合は多くは両側性。

・好発年齢は2-8歳。9割以上は20歳までに生じる。

・成人例では急速なサイズ増大をきたす事がある。

参考)
正常下垂体
ラトケ嚢胞(Rathke cleft cyst)
下垂体腺腫
リンパ球性下垂体炎(lymphocytic hypophysitis)

2014年問題トップに戻る。

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