肛門周囲膿瘍

・肛門陰窩に開口する肛門腺の急性化膿性炎症により膿瘍を形成したもの。

・発熱、肛門部の疼痛を主訴とする。

・膿瘍が自壊または切開により、肛門周囲皮膚や肛門管に瘻孔を形成すると痔瘻となる。

・肛門周囲膿瘍や痔瘻はCrohn病に合併することが多い。

・慢性的に経過した痔瘻から癌が発生することがある(痔瘻癌)。

・成人の多くはこの痔瘻に移行するため、自然治癒しにくく外科的手術の対象となる。

・治療は抗生物質の投与、膿瘍を切開し排膿する。痔瘻に移行した場合は外科的手術。

画像所見

・肛門周囲に辺縁の造影効果を認める液体貯留を認める。痔瘻を形成した場合、管が見えることがある。画像では、造影CTもしくはMRIにて診断できる。痔瘻は造影MRIでより明瞭化する。

症例 30歳代男性 造影CT

abscess



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