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2013年放射線科専門医問題+解答解説 【診断16-20】

問題はこちらから参照して下さい。

16.
乳児の四肢骨に限局性溶骨性病変があり,骨膜反応を伴っている。可能性が高いのはどれか。1 つ選べ。
a 骨肉腫
b Ewing 肉腫
c 非骨化性線維腫
d アダマンチノーマ
e Langerhans 細胞組織球症
16.  e

・乳児→LCH、神経芽細胞腫の転移

ユーイング肉腫(Ewing’s sarcoma)

・好発年齢:5歳以降20歳まで。なので合わない。

・好発部位:長管骨の骨幹。骨幹端にもあり。扁平骨(特に骨盤)にも多い。

・画像所見:辺縁不鮮明な骨吸収像。層状や放射状の骨膜反応が強くみられる。骨内の反応性骨形成もあり,しばしば骨肉腫内の腫瘍骨形成との鑑別が困難である。

・骨膜反応の強い腫瘍としてバーキット腫瘍・ユーイング肉腫・小児白血病・神経芽細胞腫・骨肉腫が挙げられる。


 

17.
単純 X 線写真で孤在性骨病変が良性であることを示すのはどれか。2 つ選べ。
a 硬化縁
b 点状石灰化
c 骨皮質肥厚
d 地図状骨破壊
e 浸透状骨破壊
17. a,c?

d. 地図状でも境界明瞭なものは良性腫瘍が大部分。また骨髄腫、甲状腺癌、胃癌の骨転移など、境界不鮮明なものは悪性腫瘍が多い。


 

18.
骨壊死をきたしやすいのはどれか。2 つ選べ。
a 脛骨プラトー骨折
b 舟状骨腰部骨折
c 橈骨遠位端骨折
d 大腿骨頚部骨折
e 外果骨折
18. b,d
舟状骨骨折の分類

・結節部骨折・遠位1/3部骨折 → 関節包外骨折。
・腰部・近位1/3部骨折      → 関節包内骨折。

・舟状骨骨折の中央~近位の骨折では骨壊死や偽関節・遷延治癒を起こしやすい。なぜならば栄養の主血管が末梢・背側からのみであるから。

大腿骨頸部骨折

・高齢者、特に女性で起こりやすい。

・関節包内に骨膜性骨新生がないため難治性であることが多く、大腿骨頭の特殊な血流支配のため、骨頭壊死に陥りやすい。

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19.
外傷の既往がない患者で,感染を示唆するのはどの部位のガス像か。1 つ選べ。
a 椎間板
b 筋肉内
c 椎体内
d 仙腸関節
e 恥骨結合
19. b

 

20.
骨端線骨折で最も頻度が高いのはどれか。1 つ選べ。
骨端線骨折
20. b
骨端線骨折

・ソルターハリス分類によって、Ⅰ~Ⅴに分類。問題のa-eにそれぞれ対応。

・一番多いのはⅡ型。

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