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2013年放射線科診断専門医試験問題&解答解説【1-5】

問題原本はこちらからご覧下さい

1,

放射性同位体の β 崩壊で誤っているのはどれか。1 つ選べ。
a β+崩壊では質量数は同じである。
b β-崩壊では原子番号 1 が増加する。
c 軌道電子捕獲は β 崩壊に含まれる。
d β-崩壊では核内の陽子が中性子になる。
e β 線のエネルギーは連続スペクトルである。
1, d
β壊変

beta

β-壊変では、中性子過剰の核で中性子が陽子に変わり、原子番号が1つ増える。

β+壊変はβ-壊変の逆で、陽子過剰の核で陽子が中性子に変わり、原子番号が1つ減る。


 

2,

放射線の吸収線量を表す単位はどれか。2 つ選べ。
a C/kg
b Gy
c Sv
d J/kg
e R
2, b,d

・吸収線量の単位はGy、J/kg。J/kg は吸収線量を mks単位系で表示したもの。

・Sv:等価線量、実効線量。

・2010年の認定医の9番の問題とほぼ同じ問題。

線量のまとめ

・浴びた放射線(吸収線量(Gy))から放射線の影響を受ける(等価線量(Sv))わけではない。浴びた放射線によってその度合いが異なる。それが放射線荷重係数。つまり、

等価線量(Sv)=Σ(放射線荷重係数)×吸収線量(Gy)

さらに、どの程度影響するかは、臓器によって異なるので、それぞれの組織荷重係数をかけて、全て足したものが、実効線量となる。

実効線量(Sv)=Σ(組織荷重係数)×等価線量(Sv)

※実効線量とは放射線被曝による個人の確率的影響(がん、遺伝的影響)のリスクの程度を表す線量概念である 。(wikipedia)


 

3,

中性子を遮蔽するために適当な物質はどれか。2 つ選べ。
a 紙
b 鉛
c 水
d アルミ板
e パラフィン
3, c,e

・中性子の遮蔽には、水素あるいは水を多く含んだ物質(水、コンクリート、パラ フィンなど)が用いられる。

放射線の遮断

・α線:数十mm の空気層,または薄いゴムや紙などで十分に遮蔽される。

・γ線:鉛など原子番号の大きいものが有効。

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4,

患者識別情報の整合性の保持(患者識別間違いの防止)のため,システム設計に際し重要性が比較的低いのはどれか。1 つ選べ。
a 二重登録
b 身元不明
c 旧姓・改姓
d 登録時の人為的誤入力
e 健康保険証の記号・番号
4,b

 

5,

保険医療情報分野の厚生労働省標準規格に含まれているのはどれか。2 つ選べ。
a DICOM
b 死亡診断書
c MEDIS 標準病名
d IHE 施設間文書共有(XDS)
e IHE 放射線予定業務流れ(SWF)
5, a,c

参考)厚生労働省標準規格

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