Sponsored Link

2010年放射線科専門医試験問題&解答解説【31-35】診断

問題原本はこちらからご覧ください。

31,

早期の血管侵襲性肺アスペルギルス症の CT 所見として正しいのはどれか。2 つ選べ。
a CT halo sign
b air-crescent sign
c 気管支壁肥厚
d 小葉中心性粒状陰影
e 肺野末梢の辺縁不明瞭な結節
31, a,e?
血管侵襲型アスペルギルス症(angio-invasive aspergillosis)

▶CT所見:
・単発性または多発性結節、浸潤影、胸膜面を底辺とする楔状影

CT halo sign : 結節周囲のすりガラス影。haloは出血を反映。早期

Air crescent sign : 白血球の回復により壊死組織の吸収・排出が進行し、三日月状の空洞病変が認められる。感染からの回復を示唆する所見。後期。陽性だと予後がよいとの報告あり。


 

32,

気管の原発性悪性腫瘍として頻度が高いのはどれか。2 つ選べ。
a 悪性リンパ腫
b 扁平上皮癌
c 腺様囊胞癌
d 軟骨肉腫
e 平滑筋肉腫
32, b,c
気管腫瘍

・悪性では扁平上皮癌(SCC)>>腺様嚢胞癌(ACC)で8割占める。


 

33,

原発性肺癌について正しいのはどれか。2 つ選べ。
a 長径 4 cm の原発腫瘍は T1 である。
b 対側縦隔リンパ節転移は N2 である。
c 充実性で球状のものは悪性度が低い。
d すりガラス状陰影部分が多いほど悪性度は低い。
e 転移があってもリンパ節腫大がないのは腺癌に多い。
33, d,e

a 長径 4 cm の原発腫瘍は T2 である。
b 対側縦隔リンパ節転移は N3である。
c 充実性で球状のものは悪性度が低い。× 関係ない。

lk

N-所属リンパ節

・NX 所属リンパ節評価不能
・N0  所属リンパ節転移なし
・N1  同側の気管支周囲かつ/または同側肺門,肺内リンパ節への転移で原発腫瘍の直接浸潤を含める。
・N2  同側縦隔かつ/または気管分岐部リンパ節への転移
・N3  対側縦隔,対側肺門,同側あるいは対側の前斜角筋,鎖骨上窩リンパ節への転移

Sponsored Link

34, 

気胸を合併しやすいのはどれか。2 つ選べ。
a 肺胞蛋白症
b 宮崎肺吸虫症
c 過敏性肺臓炎
d 肺リンパ脈管筋腫症
e アレルギー性肉芽腫性血管炎
34, b,d

 

35,

病変が下肺に多いのはどれか。2 つ選べ。
a 珪肺
b 石綿肺
c サルコイドーシス
d 非特異性間質性肺炎
e 肺 Langerhans 組織球症
35, b,d
下肺野優位 下肺に優位なもの

・間質性肺炎
・石綿肺(アスベストーシス)
・肺転移

塵肺
・石は重い。→下肺
・珪肺は軽肺→上肺

2010年問題のトップに戻る

Sponsored Link

 

関連記事はこちら