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被曝低減策

管電流を下げる。管電圧を下げる。スキャン範囲を限定する。

・ピッチファクターを大きくする。
※ピッチファクターを小さくすれば、より長い時間被曝することになるので、実効線量は増え被曝は増加する。

※ヘリカルピッチ=ピッチファクタとは、寝台の移動速度(1回転の寝台移動距離/ビーム幅)を表す指標。

Automatic Exposure Control(AEC)のプロトコルを調整する。

小児の被ばく低減策

・小児では成人より30-40%の被ばく低減をはかる。

・成人より低いエネルギーでも実効線量は2-3倍となるから。また生涯癌死亡のリスク上昇。

・乳児期の低線量被ばく→認知機能低下の原因となる可能性あり。白血病や脳腫瘍増大のリスク。(Pearce et al.2012 MEJM)

放射線被曝線量

・腹部血管造影100mGy以上のことも
>胃 X 線検査 100mGy
>胸部CT 20mGy
>マンモ 2mGy
>胸部X線 0.2mGy

放射線診療従事者の線量限度

実効線量限度は 5 年間で 100 mSv である。

実効線量限度は 1 年間で 50 mSv である。かつ5年で100mSv。

水晶体の等価線量限度は 1 年間で 150 mSv である。

皮膚の等価線量限度は 1 年間で 500 mSv である。

女性の実効線量は 3 カ月で 5 mSv を超えてはならない。
※産3後5のことを考えて。
※妊娠可能な女性放射線診療従事者が個人線量計を装着する部位は腹部表面である。

妊娠申告後出産までを通して、外部被ばくが母体の腹部表面で2mSv
※胎児を公衆とみなし、公衆の被ばく線量限度1mSv/年を超えないように配慮した結果。1mSvを越えると胎児の異常が増加する訳ではない。

▶︎被ばくの区分:

  • 職業被ばく:線量制限あり。実効線量100mSv/5年を超えない、ただし、50mSv/年を超えない。
  • 公衆被ばく:線量制限あり。(年1mSvが限度)
  • 医療被ばく:患者の被ばく、ボランティア、患者の介護に伴う被ばくを含む。線量制限なし。

・医師や看護師、放射性廃棄物処理業者の被ばくは医療被ばくではなくて、職業被ばく。★

集団線量とは特定の行為により被ばくを受ける集団を構成する個人が受ける線量当量をその集団について合計したもの。もっとも集団線量に影響するのはCT検査

参考)
※CT検査1回分がおおよそ10mSv
※自然放射線による世界平均の被ばく量は年2.4mSvである。
※宇宙線は0.39mSv/年、大地からは0.48mSv、ラドンからは1.23mSv/年(2007年)

妊婦が被曝したときの胎児への影響

・腹部レントゲンは異常の頻度は増加しない。

・骨盤CTでも1回ならば、異常の頻度は増加しない。50mGy程度。

100mGy以下は問題なし。
※1999年のICRP勧告では、「妊娠中絶するのに100mGy未満の胎児線量を理由にしてはいけない」とあり。

・小頭症などの奇形は器官形成期(受精後2〜8週)の被ばくした場合に生じる。

・精神発達遅滞に高感受性なのは妊娠8〜25週(特に8〜15週に起こりやすい)。

・精神発達遅滞のしきい線量は最低でも200mSv(200-400mSv)とされている。

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