橋出血

・主な責任血管は脳底動脈から分岐する橋への回旋枝(橋枝)から脳幹実質へ穿通する穿通動脈。ここは、出血だけではなく、ラクナ梗塞や、分枝粥腫型梗塞の好発部位でもある。

意識障害、眼球の正中固定、高度縮瞳(pinpoint pupils)、両眼の下方沈下(ocular bobbing)など。

脳幹を直接損傷するため、生命予後が不良な事がある。

・橋出血が上の中脳、下の延髄に進展することはあるが、延髄や中脳の原発の高血圧性出血はまれ。なので、脳幹出血といえば基本、橋出血。

・クモ膜下腔穿破や、第4脳室穿破をきたすことがある。

・出血は橋の中心部〜傍正中部に好発。

関連記事)脳幹出血(橋出血)の症状や治療法、CT画像まとめ!

動画で学ぶ橋出血

ご案内

腹部画像診断を学べる無料コンテンツ

4日に1日朝6時に症例が配信され、画像を実際にスクロールして読影していただく講座です。現状無料公開しています。90症例以上あり、無料なのに1年以上続く講座です。10,000名以上の医師、医学生、放射線技師、看護師などが参加中。

胸部レントゲンの正常解剖を学べる無料コンテンツ

1日3分全31日でこそっと胸部レントゲンの正常解剖の基礎を学んでいただく参加型無料講座です。全日程で簡単な動画解説付きです。

画像診断LINE公式アカウント

画像診断cafeのLINE公式アカウントで新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。 登録していただくと特典として、脳の血管支配域のミニ講座の無料でご参加いただけます。