Sponsored Link

副腎腺腫(副腎皮質腺腫)の画像診断

  • 副腎結節を偶発的に認める(incidentaloma)ことは、2−9%。そのような副腎病変を偶発腫(incidentaloma)と呼ぶ。
  • incidentalomaのうち4割は腺腫>2割が転移。
  • 担癌患者でもサイズが3cm以下なら9割が良性腫瘍。
副腎偶発腫診断の流れ

incidentaloma知っておきたい泌尿器のCT・MRIより引用改変

副腎皮質腺腫の画像所見

  • 境界明瞭な結節性病変
  • サイズが小さい: 偶発腫では4cm以下(癌は5-20cm)
  • 単純CT:10HU以下→lipid-rich adenoma
  • Chemical shift MRI:腫瘍の信号低下→Iipid-rich adenoma(pitfall:癌でも信号低下することがあるが、通常含有しない。)
  • ダイナミックCTでの良好なwashout(癌は腺腫と比べてwashoutが弱い傾向)
  • 単純CT10HU以下にPEW[(CTearly-CTdelay)/CTearly]x 100を組み合わせ
    • deIay10分後52%:感度100%、特異度98%  
    • delay15分後60%:感度92%、特異度98%  
    • delay5分後48%: 感度78%、特異度100%
脂肪の含有が診断にかなり有用ということです。
症例 70歳代男性

adrenaladenoma

動画で学ぶ副腎腺腫

▶キー画像
adenoma1 adenoma2

左副腎にin-phaseからout of-phaseにかけて信号低下あり。脂肪の含有が疑われ、副腎腺腫を疑う所見。

症例 58 歳の女性。糖尿病と肥満。

adrenal adenoma2005年放射線科診断専門医試験問題41より引用。

左副腎にin-phaseからout of-phaseにかけて信号低下あり。脂肪の含有が疑われ、副腎腺腫を疑う所見。

症例 40 歳代の女性。検診の腹部超音波検査で右副腎に結節性病変を指摘

adrenal adenoma2012年放射線科診断専門医試験問題51より引用。

右副腎結節あり。in-phase→out-of-phaseにて信号低下している=脂肪が含有されている。副腎腺腫を疑う所見。

 

参考症例 70 歳代の男性。肺癌の病期診断。(副腎転移の症例)

adrenal metastasis2013年放射線科診断専門医試験問題56より引用。

out-of-phaseは画像B。in→outで信号低下は認められない。そのため腺腫は否定的で、転移を疑う所見。

Sponsored Link

 

関連記事はこちら