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2013年放射線科専門医試験問題&解答解説【核医学76-80】

問題はこちらから参照して下さい。

76.
1 回の投与で心筋の負荷時一過性虚血を診断するのはどれか。1 つ選べ。
a 13NH3 アンモニア
b 82Rb 塩化ルビジウム
c 99mTc-MIBI
d 99mTc-tetrofosmin
e 201Tl 塩化タリウム
76. e

・心筋血流シンチc,d,e。Tlのみ1回注射。


 

77.
腎動態シンチグラフィによる分腎機能測定に通常用いられるのはどれか。2 つ選べ。
a 体重
b 動態像の排泄相
c 腎臓の深さの実測値
d 動脈血中放射能濃度
e 投与前後のシリンジの画像
77. a,e

 

78.
正常者で投与後に胆囊が描出されることが多いのはどれか。2 つ選べ。
a 99mTcO4-
b 99mTc-MIBI
c 99mTc-PMT
d 99mTc-HSA-D
e 99mTc-スズコロイド
78.  b,c

a. ×

b. ○ 肝から排泄されて胆嚢に貯留し、その後,消化管に排泄される。胆嚢に高集積が残存する場合は左室下壁との分離が困難になる。

c. ○ 肝胆道シンチなので。

d. × Tc-HSA-Dは心プールシンチ。

e.健常者では,静注された本剤の約85%が肝に集積して,残りは主として脾と骨髄に分布する。

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79.
副甲状腺シンチグラフィについて正しいのはどれか。1 つ選べ。
a 99mTc-HSA-D を用いる。
b 標準的な投与量は約 37 MBq である。
c 副甲状腺腺腫では洗い出しが遅延する。
d 副甲状腺機能亢進症の有無の診断に用いる。
e 放射性医薬品静注 6 時間後と 24 時間後に撮像する。
79. c

a. × 99mTc-MIBIを用いる。

d.× 腺腫の描出に用いる。

e. ×静注後、20分後と、2-4時間後に撮影。

症例 50代男性 副甲状腺機能亢進症

parathyroid1

MIBIシンチ

parathyroid2


 

80.
副腎皮質シンチグラフィで最も明瞭な高集積がみられるのはどれか。1 つ選べ。
a 副腎癌
b 褐色細胞腫
c 肺癌の副腎転移
d 副腎腺腫によるクッシング症候群
e 副腎過形成による原発性アルドステロン症
80. d

▶︎皮質シンチはコルチゾールとACTHのフィードバック機構を反映。

  • 腫瘍側のみに集積、反対側が描出なし。コルチゾールを自律的に過剰分泌している腺腫もしくは、非過剰分泌性の腺腫。
  • 腫瘍側が反対側より濃く描出アルドステロンやアンドロゲンなどコルチゾール以外のホルモンを過剰分泌している腺腫もしくは、非機能性腺腫。
  • 腫瘍側が欠損あるいは集積低下し、反対側が描出→転移もしくは副腎原発のコルチゾール以外のステロイドホルモン過剰分泌癌、非機能亢進皮質癌、髄質腫瘍。

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