大動脈解離の発症時期のCT画像からの推定

  • 急性期では剥離内膜は薄く、拍動で揺れ動き、motion artifactにより二重に見える
  • 急性期の場合は動脈の横断面は丸く、本来の動脈の形をしている。
  • 慢性期には剥離内膜は厚くなり「直線化」する。真腔は小さく、偽腔が大きく、動脈の断面図は全体としてはダルマ状になるものもある。
  • 急性期の経過観察では、胸水や下行大動脈周囲の無気肺といった付随的な所見をよく認め、これも急性期・慢性期の鑑別に役立つ。

▶動画で学ぶ大動脈解離の急性期と慢性期の違い

 

ご案内

腹部画像診断を学べる無料コンテンツ

4日に1日朝6時に症例が配信され、画像を実際にスクロールして読影していただく講座です。現状無料公開しています。90症例以上あり、無料なのに1年以上続く講座です。10,000名以上の医師、医学生、放射線技師、看護師などが参加中。

胸部レントゲンの正常解剖を学べる無料コンテンツ

1日3分全31日でこそっと胸部レントゲンの正常解剖の基礎を学んでいただく参加型無料講座です。全日程で簡単な動画解説付きです。

画像診断LINE公式アカウント

画像診断cafeのLINE公式アカウントで新しい企画やモニター募集などの告知を行っています。 登録していただくと特典として、脳の血管支配域のミニ講座の無料でご参加いただけます。