2013年放射線科専門医問題&解答解説【診断46-50】
問題はこちらから参照して下さい。
46.マンモグラムにおける腫瘤のカテゴリー分類について正しいのはどれか。2 つ選べ。 a 粗大石灰化を有する腫瘤はカテゴリー 2 である。 b 脂肪を含む腫瘤はカテゴリー 3 である。 c 境界明瞭平滑な腫瘤はカテゴリー 3 である。 d スピキュラを伴う腫瘤はカテゴリー 4 である。 e 境界不明瞭な腫瘤はカテゴリー 5 である。
46. a,c
b. 脂肪を含む腫瘤はカテゴリー2。
d.スピキュラを伴う腫瘤はカテゴリー5。
e.境界不明瞭な腫瘤はカテゴリー4。
と思われます。
47.マンモグラムの所見で悪性が疑われるのはどれか。2 つ選べ。 a 構築の乱れ b 石灰乳石灰化 c 中心透亮性石灰化 d 不均一高濃度乳腺 e 微細線状分枝状石灰化
47. a,e
48.新生児期の胸部疾患で外科手術の適応となるのはどれか。2 つ選べ。 a 気管食道瘻 b 気管支肺異形成 c 胎便吸引症候群 d 呼吸促迫症候群 e 先天性横隔膜ヘルニア
48. a,e
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49.小児疾患と画像所見の組み合わせで正しいのはどれか。1 つ選べ。 a 腸重積―――――――― target sign b 虫垂炎―――――――― whirlpool sign c 先天性巨大結腸症――――― corkscrew sign d 肥厚性幽門狭窄症――――― 幽門管短縮 e 気管食道痩 Gross A 型 ――― 胃泡拡大
49. a
50.肝芽腫について正しいのはどれか。1 つ選べ。 a 新生児期に多い。 b 肺転移は稀である。 c 腫瘍内の出血や壊死が多い。 d 小児悪性腫瘍で最も頻度が高い。 e 全体の 50% で血清 AFP の上昇を認める。
50. c
a. × 2歳以下。(ピークは1歳代)
b. ×
c. ○ 上皮性成分の多い場合には内部は不均一だが、間葉成分が多い場合には出血、壊死、石灰化のため内部は複雑になる。
d. × 白血病>脳腫瘍>悪性リンパ腫>神経芽腫>胚細胞腫瘍>軟部腫瘍>骨腫瘍>網膜芽腫>腎芽腫>上皮性腫瘍>肝芽腫>その他
e. 90%以上でAFPの増加を認める。
47)ですが、不均一高濃度乳房は病変が正常乳腺に隠れるリスクある、ため悪性疑われる所見、といえるのではないでしょうか?すると答えはadeですか?