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2013年放射線科専門医問題&解答解説【基礎11-15】

問題はこちらから参照して下さい。

11.
急性放射線症候群の前駆症状でないのはどれか。1 つ選べ。
a 嘔吐
b 下痢
c 発熱
d 掻痒感
e 意識混濁
11. d?→e?

・急性放射線症候群の病期は,被ばく後の時間的経過によって前駆期,潜伏期,発症期,回復期に分けられる。

・前駆期は,悪心,嘔吐,下痢,発熱,初期紅斑,唾液腺の腫脹などの前駆症状と呼ばれる症状が一過性に発現する被ばく後48時間以内を言う。

・前駆期に意識障害はあるようだが、「意識混濁」かは不明。掻痒感はありそうだけど記載ない。

元の論文は読む気にもなれません。

問11ですが、元の論文を読んだところ、prodromal phasa の症候として heat sensation、itching、tenderness が記載されているため、掻痒感は前駆症状に該当すると思います。(φ様ありがとうございます。)


 

12.
放射線診療従事者の管理で,男性と妊娠可能な女性とで異なるのはどれか。1 つ選べ。
a 健康診断の項目
b 教育訓練の項目
c 線量集計の間隔
d 一日の作業時間
e 作業環境管理方法

 

12. c
診療放射線従事者の安全管理

・健康診断:初回と定期(半年毎) 放射線に関する健診は特殊健診 定期健診を受けることが前提

・教育訓練:初回と定期的(1年間) 障防法は内容を細かく規定

・被ばく測定:個人線量計で測定

※健康診断の中で、放射線診療従事者の実効線量限度について記載あり。妊娠可能な女性は5mSv/3ヶ月と記載あることから、男性とは異なる


 

13.
エックス線の放射線加重係数の値はどれか。1 つ選べ。
a 0.01
b 0.05
c 0.1
d 1.0
e 2.0
13. d
・問題文に誤字あり。加重ではなくて「荷重」。
・放射線荷重係数は、放射線の種類によって値が異なり、X線、ガンマ線、ベータ線は1、 陽子線は2、 アルファ線は20、 中性子線はエネルギーにより5から20までの値をとる。
X線は載ってませんが・・・。

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14.
放射線被ばくの分類で誤っているのはどれか。1 つ選べ。
a 医師が医療行為で被ばく ―――――――――― 職業被ばく
b 癌患者が放射線治療で被ばく ―――――――― 医療被ばく
c 患者の検査時に介護者が被ばく ――――――― 職業被ばく
d 原子力発電所の職員が業務で被ばく ――――― 職業被ばく
e 妊娠女性が業務で被ばくした場合の胎児の被ばく ― 公衆被ばく
14. c
・介護者が被ばくは医療被ばく。

 

15.
放射線の確定的影響(組織障害反応)の指標である「しきい線量」は,放射線治療患者の場合,何%に障害が出現する線量か。1 つ選べ。
a 0.5~1%
b 1~5%
c 5~25%
d 25~50%
e 50%
15. b
・放射線治療では5年以内に1-5%の患者に障害を生ずる線量をしきい値としている。

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