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2013年放射線科専門医問題&解答解説【基礎6-10】

問題はこちらから参照して下さい。

6.
癌抑制遺伝子 p53 の代表的な機能はどれか。2 つ選べ。
a 細胞周期の停止
b 細胞生存の促進
c 細胞増殖の促進
d 細胞のアポトーシス誘導
e 細胞のネクローシス誘導
6. a,d

・p53の機能:転写因子、細胞周期の制御、アポトーシス誘導


 

7.
放射線治療に影響する 4 R でないのはどれか。1 つ選べ。
a Repair
b Repopulation
c Redistribution
d Recombination
e Reoxygenation
7. d
放射線治療に影響する4R
  1. 回復、修復(Recovery or Repair)
  2. 再酸素化(Reoxygenation)
  3. 再分布、同調(Redistribution)
  4. 再生(Regeneration),再増殖(Repopulation)

参考)放射線科専門医過去問頻出問題 基礎【放射線照射後】


 

8.エックス線の放射線治療における分割照射のメリットとして誤っているのはどれか。1 つ選べ。
a 治療可能比を上昇させる。
b 腫瘍細胞の加速再増殖を抑える。
c 腫瘍組織における再酸素化を促す。
d 正常細胞の亜致死障害からの回復を促す。
e 腫瘍組織における細胞周期の再分布を促す。
8. b

※よくわかりません。cだと思ったのですが、腫瘍細胞を再酸素化した方が放射線治療はより効果的になるようです。腫瘍細胞では前問の4Rはすべて当てはまる。正常組織の回復・修復もあり、b-eはいずれも○か。

治療の先生にまた聞いておきます。

このサイトを見て頂いたまっくす様よりコメントいただきました。ありがとうございます。

「8番の分割照射ですが、加速再増殖は抑制できません。むしろ、分割照射による治療期間の延長で、加速再増殖が見られます。」

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9.
放射線診療に関連する IT 用語の組み合わせで関係ないのはどれか。1 つ選べ。
a DICOM ―――― 医用画像
b GSDF ――――― 画像表示
c CPI ―――――― コスト効率
d HL7 ―――――― 電子カルテ
e IHE ―――――― 医療機関情報統合
9. c

・DICOMとは、Digital Imaging and COmmunication in Medicineの略で、医用画像にまつわる標準規格。

・GSDF:Grayscale Standard Display Functionの略で、グレースケール標準表示関数のこと。部屋の明るさや、モニタの輝度によらず、同じ画像なら同じように見えるという特徴を持った表示関数。

・放射線診療に関連するCPIとはConsistent Presentation of Imagesのことで「画像の一貫性表示」。

・コスト効率指数をcost perfomance indexというが放射線診療には関係ない。

・HL7とはhealth level sevenの略。DICOMとともに用いるべき規格として、厚生労働省グランドデザインに記載。電子カルテで推奨されている。

・IHEは、Integrating the Healthcare Enterpriseの略で、HL7、DICOMなどの標準規格を適用して、医療機関の情報を統合し、統一的に運用しようという運動。


 

10.
電子化放射線部門システムでの患者情報の診療への利用に際し,好ましくないのはどれか。1 つ選べ。
a 読影室への入室制限
b レポート端末のスクリーンロック
c 遠隔画像診断時の患者基本情報の削除
d 画像の記録媒体書き出し時の匿名化機能
e 電子カルテとレポーティングシステムの患者同期
10. c

・患者基本情報とははカルテ No.・患者名・生年月日・年齢・性別・最終診療日など。名前はいらないかもしれないが、年齢や性別は必要。「削除」というのが、どこまでなのかは判断が難しいが、他の選択肢からこれが正解と思われます。

2013年放射線科専門医問題&解答解説【基礎11-15】

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