腸脛靭帯炎(tractus iliotibialis)
- 腸脛靭帯症候群(iliotibial band friction syndrome)とも呼ばれる。
- 腸脛靭帯の大腿骨側直下に浮腫性変化が限局して見られる。
- 膝の屈伸により腸脛靭帯が外側顆に対して前後に滑動し、繰り返す摩擦刺激による局所炎症像。
- Overuse syndrome(使いすぎ症候群)の1つ。
- 長距離ランナーなど。
- 膝の外側に痛みを認め、下り坂の走行で疼痛が増悪するのが特徴。
こちらにも詳しくまとめました。→腸脛靱帯炎とは?MRI画像の特徴は?症状や治療についても解説!
症例 30 歳代の男性。3 カ月前から左膝痛を自覚。
2013年放射線科診断専門医試験問題7より引用。
外側の腸脛靭帯周囲に異常な高信号域あり。腸脛靭帯炎を疑う所見。