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Green hepatoma

・肝細胞造影相の腫瘍の検出能は高く、一般的には肝細胞癌は低信号を示す。

肝細胞相において、肝実質と比べて等信号から高信号を示す腫瘍も認められる。

・偽腺管構造を伴い胆汁産生能を有するが、排池する胆管が未熟なために腫瘍内に胆汁が蓄積し、ホルマリンで固定すると胆汁が還元されて肉眼的に緑色を呈する。胆汁鬱滞を示唆し、このような腫瘤は胆汁産生型肝細胞癌(green hepatoma)と呼ばれている。

green hepatomaは中分化型の肝細胞癌が多い。

・肝細胞相で等〜高信号を呈する肝細胞癌は、green hepatomaだけではなく、胆汁産生のはっきりしない肝細胞癌の一部も肝細胞相で高信号を示すことがある。

・Green hepatomaは、T2強調画像ダイナミックMRIなどで同定可能なことが多いので、他のシークエンスで検出可能である。

なぜ抜けないのか?

・OATP1B1ならびにOATP1B3:血中から肝細胞内へ物質を輸送するトランスポーター。細胞の類洞側に発現。これが、Gd-EOB-DTPAの取り込みに関与。

・MRP2:細胞外へ物質を輸送する排池側トランス ポーター。この発現量および発現部位が、Gd-EOB-DTPAの排泄に関与。

・これらのトランスポーターの発現の程度により、肝細胞相で抜けるか否かが決まる。

参考)
・日独医報2009年2 肝臓のMRI 近畿大学 岡田真広先生
・臨床画像2011年7月 CT・MRI診断ピットフォール集 腹部 浜松医科大学 那須初子先生 

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