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放射線科専門医過去問頻出問題 治療【子宮頸癌】

腫瘍 照射線量 治療法
Ⅰ−Ⅱ期子宮頸癌 線量は病期により異なる。外照射で45Gyくらい。腔内照射で29Gy。  手術or  放射線治療(外照射+腔内照射)※腔内照射では、高線量率のイリジウム(192-Ir)を用いることが多い。
Ⅲ−Ⅳ期子宮頸癌  線量は病期により異なる。外照射で20−50Gy。腔内照射で15−20Gy。  同時放射線化学療法(化学療法はシスプラチン)※子宮頸癌は外照射+腔内照射、放射線治療と化学療法の組み合わせ。

子宮頸癌に対する放射線治療

・子宮頸癌は扁平上皮癌が多い。
※腺癌の方が予後が不良。腺癌でもそのほとんどがHPVが原因。
※腺癌の中でも腺扁平上皮癌や明細胞癌の予後が悪い。

・IB期の中でも最大腫瘍横径が4cmを境に予後が全く違うこと明らかになり、
4cmを超えるものをIB2期同時放射線化学療法がすすめられる。
4cm以下のものをIB1期
と分類。

・腫瘍径の大きい FIGO I,II 期では,手術もしくは放射線治療が標準治療である。術前化学療法の効果は、科学的な評価が行われている最中。

・FIGO III 期では,同時化学放射線療法が標準治療である。

・同時化学放射線治療 ―シスプラチンを用いる。

※FIGO分類ではCT、MRを決定の根拠としない!!
※原則的に、触診、視診、コルポスコピー、子宮鏡、膀胱鏡、直腸鏡、排泄性尿路造影、肺・骨X線検査などのみ。

・5 年生存率はⅠ期で80〜90%、Ⅱ期で60〜80%と良好。

全骨盤照射と腔内照射の併用が根治的放射線治療である。

・腔内照射(RALS(高線量率小線源治療))では高線量率のイリジウム(192-Ir)を用いることが多い。
※高線量率(日本では主流)と低線量率では、治療成績に差がない。
※子宮頸癌のRALSでは、子宮腔内、膣円蓋にそれぞれタンデム、オボイドと呼ばれる管を挿入し、管を通して放射線を出す物質(線源)を腫瘍のすぐ近くまで移動させることで、体の中から腫瘍に対して効果的に放射線を照射することができ、治癒率の改善が期待できる。

・腔内照射における A 点は子宮口を基準として算出する。

・腔内照射 ―タンデム,オボイド

・傍大動脈リンパ節転移は遠隔転移に分類される。

・子宮頸癌に対する放射線治療では、全照射期間を8週未満で終わらせた方が、それ以上かかった場合よりも成績が良好であることが示されている。

・治療中の有害反応 ―下痢
※急性期の有害事象は下痢、膀胱炎、白血球減少。晩期は、直腸炎、腸閉塞、膣粘膜癒着、膀胱膣瘻、直腸膣瘻、下肢浮腫など。5年以降も起こるのが膀胱出血

・直腸出血は2年以内に起こり、膀胱出血は3−5年がピーク。直腸出血の方が早い時期に起こる。

・小腸上部の方が大腸よりも耐用線量が低い。
※腸管穿孔好発部位も小腸が一番で次にS状結腸である。

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I,II 期:手術と放射線治療は同一の成績。
Ⅲ、Ⅳ期:同時放射線化学療法(化学療法はシスプラチン

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