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放射線治療計画

・GTV<CTV<ITV<PTV<TV

・画像で腫瘍が存在する範囲は肉眼的腫瘍体積(GTV)である。

・腫瘍の体内での動きは内的標的体積(ITV)に含まれる。
※胸部照射の際の呼吸性移動、骨盤照射の腸蠕動など標的体積の動きを考慮したマージンをinternal margin(IM)とよぶ。ITV=CTV+IMである。

・照射毎の設定誤差は計画標的体積(PTV)である。

・照射野は計画標的体積(PTV)にマージンをとって設定する。

・放射線治療計画で定義される体積のうち最も大きいのはTVである。

放射線の合併症

・紅斑が皮膚への急性期合併症としては最も早期に出現する。

腫瘍の放射線感受性

放射線感受性の高い腫瘍横紋筋肉腫を除く小児悪性腫瘍(神経芽細胞腫、網膜芽細胞腫、Wilms腫瘍、Ewing肉腫)、精上皮腫・未分化胚細胞腫、リンパ上皮腫、ホジキン病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、など

放射線感受性の中等度の腫瘍:(低分化)扁平上皮癌(上咽頭癌など)、髄芽腫、乳癌

放射線感受性の低い腫瘍

奇形腫、神経膠腫、線維肉腫、骨肉腫★悪性黒色腫腺癌、腎細胞癌、甲状腺癌など

・2012年に、腺癌、骨肉腫、Ewing肉腫、扁平上皮癌、悪性黒色腫の中からも最も放射線感受性が高いものを選ばせる問題あり。Ewing肉腫が高い感受性であること、扁平上皮癌は高い感受性ではなく、中等度の腫瘍であることがわかっていないといけない。

治療法

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放射線治療と化学療法のタイミングについて
・同時併用=食道癌、子宮頸癌、肺癌
・導入化学療法→放射線治療=中・下咽頭癌
・CCRT→補助化学療法=食道癌

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・早期癌に対する根治的治療として放射線治療が第一選択にならないのは精上皮腫
高位精巣摘除術後照射の適応である。最近は化学療法を行い、放射線治療を省略するケースも見られる。

肺癌、喉頭癌、食道癌、下咽頭癌の早期癌は放射線治療が第一選択となりうる。

・肺癌は、手術不能や手術拒否症例に対して、体幹部定位放射線治療が良い適応である。

・II 期非小細胞肺癌 ―手術療法。
※手術が不能ならば、根治的放射線治療。

・早期喉頭癌は放射線治療が第一選択である。

I 期声門癌 ―放射線単独治療 ○

・早期食道癌は放射線治療または化学放射線治療で根治可能である。

・T1-2N0 の下咽頭癌放射線治療または化学放射線治療が第一選択である。

・ I 期乳癌 ―温存術後,全乳房照射が推奨される(grade A)。線量は50Gy。

・II 期子宮体癌―手術療法。
※転移がある場合は化学療法へシフト。

・III 期びまん非ホジキンリンパ腫は化学療法が標準。

根治的化学放射線療法の適応となるのは食道癌、肛門管癌

密封小線源治療のうち,組織内照射の適応となる 2011

舌癌

前立腺癌

※他には、乳癌、婦人科癌など。
※密封小線源治療には腔内照射組織内照射がある。
※腔内照射の適応は、管腔を有する臓器に発生する悪性腫瘍=子宮頸癌、食道癌、気管支癌、胆管癌、上咽頭癌

温熱療法 2009年以前

・温熱療法には放射線感受性増感作用がある。○(2009年)

・温熱併用放射線療法−−−軟部組織肉腫 ○ (2008年)

・温熱療法は細胞が胃液のpHが低い方が有効。○(2005年)

・分裂期(M期)の細胞は温熱感受性が低い。○(2008年)

※温熱療法の放射線への増感効果は低線量率、低LET放射線ほど大きい。
※感受性は放射線抵抗性であるS期および低酸素、低pHの細胞ほど高い。そのため放射線治療に温熱療法を併用する理由の1つになっている。悪性胸膜中皮腫や軟部組織肉腫のように放射線感受性に低い腫瘍に大しては温熱療法の併用も施行されている。
※腫瘍内のpHは低い。

その他

・総線量が同じ時,組織耐容線量を低下させる照射法は1 回線量を多くする。照射野を大きくする。

・分化型甲状腺癌の I-131 内用療法において治療効果を生じるのはβ線。

・治療可能比=正常組織の耐用線量/腫瘍の治癒線量 >1ならば治療可能。

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