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あたかもSAHのようなCT所見を呈する他疾患があります。これらを知ることで誤ってくも膜下出血と診断しないようにしましょう。

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SAHの画像診断!CTでSAH類似所見を呈する状態とは?

  • 血管そのもの(正常でも血管はCT上高濃度として描出、連続性を確認することが重要)
  • 生理的な脳溝の狭さ、左右差。
  • 脳浮腫*、腫脹や硬膜下血腫による脳溝・槽の狭小化
  • 髄膜炎(特に化膿性、結核性、癌性)
  • 頭蓋内圧低下症
  • BBB破綻による造影剤の血管外漏出(あるいは脊髄血管造影、血管内手術後)
  • 脳表の出血性梗塞、出血

    *によりくも膜下腔が相対的に淡く高吸収を呈することがあり、偽性くも膜下出血といわれる。低吸収を呈する脳実質と、うっ滞した血管を含むくも膜下腔のコントラストが逆転するため。

偽性くも膜下出血(Pseudo SAH)

・CTであたかもSAHが存在するように見える偽陽性。

蘇生後脳症など高度のびまん性脳浮腫がある場合に認められる。

・予後不良の所見。

・シルビウス裂などにびまん性に高吸収があるにもかかわらず、後頭蓋窩には全く見られない。

症例 30歳代 CPA

pseudosah

あたかもSAHのようなCT所見を呈する他疾患があることを知っておき、まとめて整理しておきましょう。

参考&引用改変文献)
・画像診断2007年6月 くも膜下出血の画像診断 大阪市立大学 下野太郎先生
・臨床画像2009年4月増刊号 救急画像診断 くも膜下出血 亀田総合病院 菊池陽一先生
・画像診断2010年8月くも膜下出血の画像所見 富山大学 野口京先生 

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