陶磁器様胆嚢(磁器胆嚢、(porcelain gallbladder))

  • 慢性胆嚢炎のなれの果て。ただし、全ての慢性胆嚢炎がこれになるわけではなく、むしろ比較的稀な病態。
  • 95%で胆石あり。
  • 10-20%で胆嚢癌が生じるという報告と、胆嚢癌とは無関係という報告あり。
  • 瘢痕化した胆嚢壁がびまん性に石灰沈着を来し、外観および硬度が陶磁器様に変化した病態。
  • 石灰化は壁に沿って線状に見られる場合や、粘膜内や粘膜下。Rokitansky- Aschoff sinus内に微細顆粒状の石灰化が散在性にみられる場合がある。
  • 限局した石灰化を示すものは石灰化胆嚢と呼ばれ、区別される。
症例 70歳代女性

porcelain gallbladder CT findings

腹部造影CTで胆嚢壁にびまん性の石灰化を認めています。

陶磁器様胆嚢を疑う所見です。

症例 70歳代女性

porcelain gallbladder1

腹部単純CTで胆嚢壁にびまん性の石灰化を認めています。

陶磁器様胆嚢を疑う所見です。

症例 90歳代女性

gb1

腹部単純CTで、胆嚢壁にびまん性の石灰化を認めています。

胆嚢内にも石灰化あり。胆石の合併が疑われます。

陶磁器様胆嚢を疑う所見です。

症例(動画)

陶磁器様胆嚢の鑑別診断

  • 完全に胆石で満たされた胆嚢。
  • 気腫性胆嚢炎:消耗性疾患や糖尿病の患者に多い。


スポンサーリンク



関連記事はこちら