RFAとは?

  • ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation:RFA)
  • 穿刺電極の交流電流と組織インピーダンスによるジュール熱と誘導加温を利用し、生体蛋白を炭化することなく癌組織を凝固壊死する治療法。
  • 経皮的エタノール注入療法(percutaneous microwave coagulation therapy:PEIT)と経皮的マイクロ波凝固療法(perctaneous microwave coagulation therapy:PMCT)の長所を兼ね備えている。
  • 肝機能がChild-Pugh分類AまたはB、腫瘍径3cm以下、腫瘍数3個以下を推奨されている。
  • 原則禁忌は、高度な出血傾向、難治性腹水症例である。

RFA後の画像所見は?

RFA後のCT所見は?

  • 焼灼領域は造影されない低吸収域となる。
  • 低吸収域の範囲と造影される残存腫瘍の有無で治療効果を評価する。
症例 80歳代男性 HCCに対してRFA後(S6)

CT findings post RFA hcc

焼灼領域は造影効果を認めない低吸収域に置き換わっています。

RFA後のMRI所見は?

  • 凝固壊死部はT1強調像で高信号、T2強調像で低信号を呈する。
  • ダイナミックは凝固壊死部がT1で高信号のため評価困難。造影早期像から造影前像を差し引いたサブトラクション像が有用である。
  • 治療のsafety marginは一般的に5mm以上の確保を推奨する報告が多い。
症例 80歳代男性 HCCに対してRFA後(S6)上と同一症例

MRI findings post RFA hcc

焼灼領域はT1強調像で高信号、T2強調像では周囲肝臓実質と同程度の低信号となっています。

RFA後の凝固壊死を示唆する所見です。

参考文献)肝胆膵の画像診断 P79

RFAの合併症は?

局所の痛み、発熱、一過性肝酵素上昇は、通常見られる。

合併症としては、頻度は10%以下で起こる。

  • 出血(腹腔内出血、被膜下出血など):最多で1.6%程度。
  • 腹部感染症
  • 胆道損傷:Glisson鞘周囲に位置する腫瘍。
  • 肝不全
  • 肺損傷
  • 熱傷
  • 肝血管損傷
  • 腹部臓器損傷
  • 心障害
  • ミオグロビン血症
  • 腫瘍の播種
  • 腎不全

が挙げられる。

 



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